『第2章 ドールズ戦争』 開始です
2019年12月17日 (火) 07:10
 哀れな人形だと、ドールの真実を知る者は嘆いた。
 
「彼らは、私のせいで苦しんでいる。だから、私が助けないと」

 自責の念に駆られる少女は、剣を振り続ける。
 汚れてしまった血を浴び続ける。

 嗚呼、神よ。神はいずこに。
 そもそも神はおられるのか?

 もしおられるのならば、お助け下さい。
 もしいないのならば、神の代理人と成り得る者よ。

 哀れな人形達に、『破壊』という名の救済を。
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