2021年03月13日 (土) 07:22
どこぞの視線がピッタリ合う曲みたいに言いましたが、一先ずご無沙汰しております。九十九です
相も変わらず絵の修練や仕事で日々忙しいのですが、まだ説明してない設定があるのをふと思い出しました。
【世界の力、『原初』と『終焉』。その継承者】
力、若しくは属性……世界に当たり前に存在する創造の『原初』と破壊である『終焉』
中でも終焉は、数多くの者を通して受け継がれ、その意思で世界を守って来ました。
今回はそんな終焉とその継承者達。更に原初についてお話ししようかなと思います……
『終焉』とは世界の"おわり"にあたる力。世界やそこに住まう、存在する有機物無機物の死や破壊などの終わりは、この力が在るが故です。
更に、終焉とは完全に純粋な力であり、如何なる不浄を寄せ付けず、ありとあらゆる汚れや穢れを容赦無く消し滅ぼしてしまう。純粋故に強く、純粋故に恐ろしい力なのです。
終焉を極める事で、継承者は"無双"に覚醒し、己の存在そのものを『終焉』へと昇華させます。
無双とは、他の追随を許さぬ唯一無二を意味する事から。文字通り、この力を目覚めさせた者は《最強》となる宿命にあります
ただし、この無双に覚醒出来た者はごく僅か。今まで数多く終焉を継承して来た者の中で覚醒に至ったのはただ一人のみ……ちなみにもう一人居て、それはシルクさんの海斗くんですが、彼は覚醒した"ただ一人"から受け継いだ力なので、簡単に無双に目覚めています。ので、こちらは覚醒にはカウントしません。
無双を覚醒させた者は、自身の元々持つ能力と無双が合わさり、一つの絶技を誕生させます。この絶技は継承者の能力に依って変わり、どのような技になるのかはわかりません。
ただ、とても特別な効果や威力を有してるのは確かです。
先ほど名前を出した海斗くんが生み出した絶技は……
『無双輪廻』(むそうりんね)
彼の元々持つ"回転"の能力と"無双"が融合し、強烈な螺旋回転を帯びた究極の一撃を放ちます。
この技の特性として、技の発動時、確定クリティカルを無理矢理引っ張って来る事が出来るのです。つまり、対象のどこに一撃をぶち当てようが会心の必殺レベルの威力を直撃させる事が出来ると言う事です。
更に効果として、使用者の目指した領域に到達する事が出来、遠慮を無くせば本来全くの干渉不能故に到達不可能とされる深層心理の奥の奥、正に原点の対象のアカシックレコードに至り、それをじっくり見聞出来る上、簡単に破壊出来るので、対象の存在を世界から抹消する事が出来てしまうのです。(原初の力を有する者でも無い限り、この技を受けた際のアカシックレコード到達は如何な領域が上の相手でも防御も回避も絶無である)
この技の真価は正に【到達】する事にあり、威力も凄まじいがその先に至り観測し、原点や元祖を知る事が出来るのが何よりも強いのです。
因みに海斗くんの先代の継承者の絶技は……
『幻想無双』(げんそうむそう)
この技は先代の元々有する能力"力を繋ぐ"と"無双"が融合する事で、今まで出会った者達の力が形を以て彼に力を貸し、彼と共に超光速連撃を繰り出すと言うモノです。
この技の特性として、技の発動時、因果律に終焉が干渉し、技自体が必中を持つようになります。先代はこの技を外した事が一度も無く、不発すらも無く、発動したら絶対に相手を滅する……と言った仕様です。
更に効果として、使用者の想いの強さで技の威力は果てしなく強くなり、想いが強ければ強い程想像を絶する破壊力を相手に叩き込むのです。威力だけで言えば海斗くんの技より圧倒的に強く必中の為、技の発動さえ出来ればどんなに出だしが遅くても勝ち確となります。
このように、無双にさえ覚醒すれば、どんな相手にも負ける事は無くなるくらいの技を有するようになるので、終焉継承者は皆無双の覚醒に一生懸命だったのです。しかし、覚醒する前に戦いで皆命を落とし、その意思を次代へと繋ぎ続けました。
長くなりましたが続きまして、『原初』について……
この力は世界の"はじまり"にあたる力。世界やそこに住まう、存在する有機物無機物の誕生は、この力が在るが故です。
またこの力は終焉と違って純粋でありながら不純で、汚れや穢れそのものでありながら綺麗であるなど矛盾した性質を持ってます。
その為、この力を有する事が出来る者は完全な《人間》に限り、更には【始まりの男】に近しい者であり、尚且つ最も創造や破壊に近く、世界を超えた力を持っている者に限られてしまう。
このように原初は終焉より遥かに厳しい条件で、しかも一度誰かの力になると原初は二度と離れる事無く、永久に誰かの力のままになります。
因みに現在、『原初』を持つ者は 優
ありとあらゆるパラレルワールドにも必ず彼は存在するようになり、他世界で彼以外の『原初』となる存在は全て不要となります。
そう、あなたの世界にも、優は居るのです……
……と、まぁ最後ホラーチックになりましたが、要するにどこに行こうが『原初』の存在は優しか居ないって事です。
あと『終焉』はパラレルワールド上では何人も居ます。1世界に一人しか継承者は存在しませんが、A世界の終焉が海斗なら、B世界の終焉は○○と言うように、世界ごとに終焉継承者は存在します。
(まぁ簡潔に申しますと、作者様一人につき終焉継承者たるキャラが一人だけ存在する……かな?)
差し支えなければ、皆さんも終焉の継承者の設定、いかが?
颯人さん
『終焉』は確かにラスボスが持ってそうな能力ですね。英雄譚の黒も"破壊"の能力を最後に隠し持ってましたし、問答無用で何もかもを消し飛ばしてしまうような力は敵側が如何にも持ってそうなもの……
だからこそ味方側が持っておくべきだと自分は思います。正しい使い方を出来る者(破壊の時点で正しいもクソもないけど)にこそ継承されるべき力。だからこそ『終焉』は数々の継承者が存在するのです。
世界の意思とでも言いましょうか、『終焉』は自身の力でも、況してや誰かの力での破壊も迚も悲哀してます。
この純粋な、純粋過ぎる力は、優しく強い者にこそ継がれるべきものなのです(つまるなら優しく強い者であればそれが例え主人公側からすれば敵もしくは悪の存在でも『終焉』を継承者し得ると言う事)