2015年04月30日 (木) 15:35
さてさて。やっと仕事のほうが一段落したので、たまりにたまっていたお返事を。
か、感想欄の返信はまだとなります……(ぺこぺこ)。
まず4/8活報にコメントくださった坂崎さんへ。
>カスペ!映っちゃった映像グランプリ(2015年1月27日)
そうそう!これこれ、この番組でした! おぎやはぎの小木さんとおのののかで雄島を回ったんです。
坂崎さんが『見えた』のは、私にしか見えなかった冒頭の大湊神社のシーンかしら? それとも最後のおのののかの自撮りのシーンかしら?
もし冒頭のシーンのほうで『彼女』が見えたんなら、やっぱり私の妄想じゃないってことになるから、ちょっと嬉しい♪
『自殺の名所に近いので死体が流れ着いてしまう島』はたぶん雄島のことだと思います。この場所、カスペで紹介される前からかなり有名でしたから。
もっとも、ネットで見つけた当時は「ふ~ん」程度にしか思ってなかったけど。
和歌山県の淡嶋神社にも髪の伸びる子(人形)がいますよね?
これもバラエティ番組で紹介されていたような記憶があります。人形の収められた収蔵庫に女性芸人が入って肝試しをするんですが、その際に得体のしれない物音がするんです。人形が勝手に棚から落ちたんだったかな?
ところで、『淡島』ってヒルコの妹だか弟だかじゃなかったですか? ヒルコと同じく不具者で生まれたっていう。
これって、なんでこういう子どもをわざわざ記紀に書き残したんだろう……。イザナギとイザナミの正式な子ども扱いされていないということは、天孫系の神に入れたくなかったってことですよね? なのに、無視をせずに、生まれたエピソードだけは後世に残している……。
坂崎さんは『スサノオ』の正体って何だと思います? 彼は牛頭天王とも混同されます。つまり『病気をもたらす神=疫神』の扱いを受けている。
日本に限らず、集団を形成していくのに『スケープゴート』という存在は必要ですよね? 天孫系の神々にもそれが当てはまったんじゃないでしょうか? 天照たちの神格を向上させるために、対比的に醜い失敗作を強調した。そして、そのシステムを作った人々こそが『過剰に貶めてしまったヒルコや淡島』からの報復を恐れて、のちに『エビス神』『淡島神』の信仰を後押ししたのではなかったのかなあ。
『疫神』の思想は道教が入ってから確立した……と感じているのですが、それ以前の日本にも『持衰(航海を無事に達成するために立てられた生贄。船が沖に出ているうちは、体を洗うこともできず、髭も剃らずといった『汚れ』を甘受する)』の存在がありました。
つまり、私が考える『スサノオ』の正体は『古代の人間が行ってきたイジメの具現化』なのです。理不尽に排除し、愉悦的に虐待し、生きる場を強制的に奪ってきた人々の恨み。それを『スサノオ』という強大な『悪神』に肩代わりさせることによって、怨霊を神に引き上げようとしたのではないかしら。
ヒルコと淡島に関連した雄島と淡島神社が、両方とも心霊スポット(死者の拠り所)とされているのは、この世に見放された自殺者や病死者の無念を、生者が知らず知らずのうちに『神に引き上げよう』としているのかもしれませんね。
次に4/9の活報より。
あっゆかわさん♪
返信の前にまずはお礼を。
『劇ボク』の頻回更新、ありがとう! 相模が~。相模のバカ兄貴っぷりが板につきすぎてて、実際に見たくてたまりませんっ。
ああ、なのに『じゃんけんの台詞』を伊達と読み間違えてしまうとは~orz 愛川町の方言、奥が深すぎ! 田代の半僧坊はやっぱり1度は訪れとかないと~。
ちなみに、エチュード後の『メモ帳の角』『タオルで窒息』会話にもちょー萌えました♪♪ ここらへんのBLっぽい色気が鮎川さんの本領なんですよね、きっと。え? BL仕様にした覚えがない? ふふふ。わかる者にはわかるのだよ(腐)。
お忙しい中、『逸脱! 歴史ミステリー!』以上にオタクネタに走る拙作を読んでくれてありがとう。
コメントいただいた時点ではまだ『雄島編』でしたが、『東尋坊』編も無事に読めたかしら? さすがにあの画像を提供するのは『どS』だったと、密かに反省もしとります~。
『忌怨』は思わずページを繰っちゃいますよね。私もそのおかげで仕事に遅れ……げふんげふんっ。
実は、名前が違うけど、つまようじさんも新作を書いてるんですよ。アルファポリスのほうに『小枝』のペンネームでアップしてるの。勝手にurlをご紹介しておきまっす。
http://www.alphapolis.co.jp/content/cover/813035017/
くれぐれも疲れているときには読まないよ~に~。鬱になるらしいので~。←じゃあなぜ勧める
譜楽士さん。
さてさて。雄島の心霊写真は大丈夫だった譜楽士さんだけど、東尋坊のほうは気に病んだりなさってないかしら? 感想欄の返信も、できるだけ近いうちに伺いますね。
ホラーは投げっぱなしにして余韻に浸らせるジャンルなので、起承転結の巧みな譜楽士さんには逆に難しいかもしれないね。
でも、前回のコメント返信でも書かせていただいたんだけど、センスとバランス感覚の優れた譜楽士さんには『いい話系』のホラーは向きそう。オチに救いを持ってくるの、上手ですよね~。
譜楽士さんは視えたりしないの? なんとなく適性はありそうな気がするんだけど。
もし体験談があるのでしたら、また教えてくださいな。怖い話を聞いたりしたりすると、勘が鋭くなって、執筆にもメリハリが出るんだ~♪
マーベリックさん。
お久しぶり!
学校生活は快適ですか? 何事にも真面目なマーベリックさんなので、充実した毎日を送っているんじゃないかな、なんて勝手に喜んでいますけど(笑)。
旅行記や心霊ルポみたいなエッセイは、自分のプライベートをさらけ出すようで、実は抵抗があったりします。でも、好評だと逆に嬉しさ倍増ですね。面白いって言ってくれてありがとう♪
マーベリックさんは幽霊にも好かれそうwww
経験上、視える人は『幽霊と敵対しない人』でした。肝試しとかに行って「怖い怖い!」って大騒ぎするタイプは、幽霊だって願い下げってことなんだな。
たまに味方になってくれる方もいるので、視えても悪意だと思わなくて大丈夫ですよ。うちはいま、おそらく『東尋坊2』のほうの写真に写った男性が訪問してきているのですが、就寝時に電気を消すと部屋に入ってこようとする彼を、私の亡くなった叔母が押しとどめています。ありがたいけど、見た目はおばさんのほうが怖いんだよね(汗)。半分迷惑だったりして~。
最後に4/12の活報より。
山江まろんさん。
『ちゃちい化け物』はその後どこかに行ってくれましたか?
ちっちゃい化け物ってなんだろう? 言葉の感じからすると、ちょっとかわいい感じ?
私にはむしろ『凶父』のほうが精神的に重いなあ。子どもは親を『いい人間』に見ようとし過ぎますよね。もちろん、その思慮は尊敬するけど、一方では「そこまで無理して自分を貶めなくても……」とは思ってしまいます~。
多摩子さん。
ツイッターでも絡んでくれてありがとう! 旅行中なのにしつこく返信してごめんね~(ぺこり)。
『血染めの手形』の部屋。あのときはリアルタイムで滞在中だったから言わなかったけど、1枚目の写真にはいらっしゃるみたいですよ。旅行かばん(ボストン型)を持った……男性、かな? 畳の手の染みの左側に座ってます。
あ、でも、これって証明しようがないので、小春の幻覚だと思っていただいていいですよ。お伝えしといてなんだけど、気にしないでくださいね~。
雄島で女性の神霊(たぶん人ではない気がするのでこういう表記をします)がいたのは、実は写真のどまんなか、奥に見えるねじれた木の、向かって左側だったりします。当たったかな?
でもこの写真、全体からすごく気持ちのいい空気を感じるんですよね。だからあちこちに移動しているのかも(笑)。
東尋坊の由来は、お坊さんの名前だったというだけじゃなくて、そのお坊さんが務めていたお寺(平泉寺)にもちょっとしたミステリーを感じるの。
平泉寺は加賀一向一揆の発祥の土地にあった僧坊。数千人もの僧兵を常駐させていたという砦です。東尋坊の時代(平安時代末期)はまだ一向一揆は起こっていなかったのだけど、すでにお坊さんたちが武装していた土地柄だったのね。
こののち、日本は公家社会が滅び、武士の時代へと移行します。そして室町時代になると、一般民衆も戦いに参加して、戦国時代を迎えることになる。
もし戦国時代に『剛力で知られる東尋坊』がいたら、きっと英雄になったような気がしませんか?
だからね、いま怨霊として怖がられるしかない彼のことが、私には少し残念に思えてしまうのだな。そして作家魂に火が着いてしまうのです。『ヒーローな東尋坊を書きたい』ってね。
さて、返信をし終わったところで、少し雑談を。あ、けっこう長いので、お付き合いいただけるのなら、時間を考慮してくださいね。
忙しさにかまけてまったく小説&エッセイを書いていなかったここ3週間ですが、書きたい意欲はむしろ高まっておりました。まずは書きかけの『逸脱! 歴史ミステリー! ……的旅行記?』、そしてできれば今月中に書き上げたかった『深夜ラジオ』の番外編(第三夜の霊感青年と端貫木の対談)。あ、もちろん『天外の隣国』も。
ところがところが。
いまの私の頭の中を占めているのは、まったく別の作品だったりします。
以前に活報で書き散らしたことがあるのですが、東京の五色不動(目白、目黒、目赤、目黄、目青と名のつく5仏の不動明王)を体内に持った5人のヒーローが出てくる戦隊物。
キャラ設定をざっと説明するとこんな感じ。
江戸時代、隠田村(いまの原宿あたり)に住んでいたとされる、服部半蔵に率いられて江戸入りした伊賀者たち。その末裔たる五人の青少年は、現代、東京の各地で自らの素性を知ることなく平穏な日々を暮らしている。
20歳の黒沢は、フリーターの傍ら、明治神宮の清掃ボランティアを買って出ている、礼儀正しい好青年。先祖は東京のどこかにあった寺の住職だったが、明治維新の神仏分離令によって廃寺にされてしまった。そのため、親戚一同は明治政府、ひいてはその象徴の明治神宮に反発心を抱き、ボランティアに勤しんでいる黒沢にもいい顔はしない。黒沢はそんな事情を鑑みつつも、
「でももうそのへんは水に流していいんじゃないかな」
と己の理念を突き通すことを良しとしている。
19歳の白橋は都内に通う大学生。少しシニカルなものの見方をする勤勉家だが、表向きとは違い、激しい感情の発露を隠している場合も多い。『法明寺鬼子母神堂』と縁を持ったことにより、鬼子母神の力を借り受けることができる。
22歳の石赤は180センチ近い大柄な体躯を持つ女性。合気道の段を持つ猛者で、一見した容姿や口調は男性のそれと変わらない。幼少時より嗜んでいるヨーガの影響か、神秘的なものに対する慧眼が鋭く、目赤不動の恩恵を最初から相当に受けている。後半設定になるが、通常は雄神である不動明王の力の影響のために男性化している彼女は、のちに白橋の鬼子母神と帰依の対象を交換することによって『小型化』『女性化』する。
目青、目黄のキャラは未完。
未だイメージの固まらない目青、目黄はともかく、黒白赤のこの3人は、常になんとなく意識の片隅を陣取っています。
そんな折、……そう、あれはつい一昨日の夜のこと、高校生の息子が否応にも興味をもたざる得ない燃料を投下したのです。
みなさんは『平将門の呪い』って知ってます? 東京都にある将門ゆかりの名所をないがしろにすると祟られるという、あれ。
その名所なのですが、実は立地にある法則があるのです。もしお時間がありましたら、これらの場所を地図上にマーキングしてみてください。
1.将門の首が飛び越えた鳥越神社(とりごえじんじゃ)
2.将門を地主の神として祭る築土神社(つくどじんじゃ)
3.将門の呪いにまつわる水稲荷神社(みずいなりじんじゃ)
4.将門の鎧が埋められている鎧神社(よろいじんじゃ)
5.将門の兜が埋まっている兜神社(かぶとじんじゃ)
6.将門の飛翔した首が落ちた場所である首塚(くびづか)
7.将門の体を埋葬した神田神社(かんだじんじゃ)
どう? 綺麗に北斗七星の図形が現れたのではありませんか?
将門公の信奉していた神霊は妙見菩薩。この仏さんは星の化身、さらに言うなら北斗七星信仰を司っているんだな。
つまり、妙見菩薩の力添えをもらった将門は、エネルギー倍増になるのです。
ではここでクエスチョン。平将門といえば朝廷に謀反を企てた『大悪人』ですが、これって朝廷側から見た立場だよね? じゃあ江戸時代、徳川幕府という武士が治める江戸ではどんな立場だったのでしょう?
答えは『英雄』『守護神』でした。家康を始めとする幕府の面々は、将門の強大な力によって江戸を守ってもらおうと思ったの。
ところが、明治に入って武士は徹底的に排除されます。将門の威光も当然踏みにじられました。
北斗七星の形によってエネルギーを与えられていた将門の力。近代の『国家神道』はそれを削ぐために、ある道具を使って北斗七星の流れを分断しました。それは、富国強兵の象徴『鉄』。そう、鉄の塊である『山手線』を建設したんです。
山手線によって断ち切られた北斗七星の箇所は2つ。東京―神田間。新大久保―高田馬場間。
ここでつい先ごろに起こったある事故を思い出してみてください。線路内の電柱が倒れて山手線全線が不通になった事故がありましたよね?
このとき、北斗七星のエネルギーはどうなったのでしょう? 将門の怨霊の力は増したりしなかったでしょうか?
……という都市伝説を息子から伝授されてから、わたくし、こんな妄想が止まらなくなりました。
石赤「参ったなあ。鉄の結界がとぎれたとなると、相馬のおじさん(将門)、都心に入り放題じゃん。何とかならないの、黒ちゃん?」
黒沢「中央本線だけでも動いてくれると、最悪、鎧神社は断ち切れるんですけどー」
白橋「……それでいいから試してみてほしい。電車を動かすことは?」
黒沢「たぶんできますー……けどー……あんまり効果ないですよ、きっと」
白橋「こっちで同時に水稲荷を抑えこんでみる。目白不動のエリア内だ。僕がやるよ」
石赤「ん~じゃああたしは明治通りで障壁張ろっかな。幸いすぐそばに神田川があるしね。水大好きな小角(おづぬ)のおじさんの助けも借りられるっしょ」
黒沢「小角さんも相馬さんと同じく朝廷には恨みを持ってそうですけどねー。じゃあそれぞれがんばりましょーねー。またあとでー」
……や、やばい……。楽しい……www
……同時に、こんな戯言にみなさんをつきあわせたという罪悪感もひしひしと……(汗)。
大人が読んでも面白い戦隊物を子どもが理解できるように書く。難しいけどやりがいありますよね。
今年の目標は『黒い神』を完結させること。こっちにはまだまだ着手できませんが、根本的にアホな発想しかできない私に、これからもおつきあいいただければ幸いです~。
ネットではみつかりました。
また、関西方面とか、現地にも行ってみたいですね。
*細川幽斎を救った「歌道の奥義」とは、その一端を探る*
http://ameblo.jp/takana-ame/entry-11173804020.html
最近、和歌の奥義である『古今伝授』を調べていて、今、書いてる歴史小説にも細川幽斎がでてくるんだけど、和歌が呪歌だとしたら、その解釈を一子相伝で伝えていた『古今伝授』は結構、重要な要素で、万葉集とそれに載らなかった和歌を集めた古今和歌集はキーポイントになるのかなと思います。
『スサノオ』は祟り神を抑え込むためにやたらに祀られてるように思えます。
>ところで、安倍晴明って『=土御門家』でいいわけなんでしょうか? 今度、土御門家ゆかりの福井県大飯まで行くので、史跡に寄れたら寄ってきたいなあ、と思って。
安倍晴明って『=土御門家』でOKです。賀茂と安倍家が二大陰陽道の家柄だったんだけど、賀茂の跡継ぎが絶えて安倍家だけになって、安倍家が公家になったりして、本姓でなく家名の土御門を名乗るようになったようです。
春日日和さんのように見える系の人は、おかしくなってしまう人が多いですが、僕なんかよりとても理知的だから、心の安定が実現してるんですね。
僕は昔、見えたらいいなと思ってたけど、見えてたら逆に大変だったと今は思っていて、今なら大丈夫だけど、若い頃だったら大変だと思います。
>五色不動戦隊(てきとー)に天海は出したいなあ。きっと悪役になっちゃうけど。
だって戦隊メンバーは服部半蔵の子孫なんだもの。天海が明智光秀の関係者なら、伊賀越のときに敵対していた恨みを持っているはずだもんね。、見つかりましたあ?(笑) 確かね、日本人形じゃなくって、塩ビのおもちゃの少女だったと記憶しているんですが。
楽しみにしています。
信長とか、実は光秀とか結構、好きだったりして、今書いてる小説で和解させてあげたいなと思ったりしています。
しかし、光秀、やっぱり私怨もあったのか、信長についていけなかったのか?
何で本能寺の変が起きちゃったんでしょうね。