2025年03月01日 (土) 19:06
一年前に始めた長編、星を継ぐ巫女を完結させました。
最終章、楽しんでいただけたでしょうか。
これまで、なろうに投稿してきた作品で、一番感想をいただけた作品だったので
終わってしまうのも我ながら寂しいところがあります。
そして、そんな感想を投稿してくださった方々のおかげで完結までたどり着いたので、
本当にありがたいという気持ちでいっぱいです。
で、恒例の振り返りと言うか、自分で自分の作品を解説する自己満のコーナーです。
ネタバレなど気にしてくれる方がいましたら、本編を最後まで読んでいただけてから、目を通してもらえると嬉しいです。
最終章、自分の好きなシーンは三つくらい。
まずベイルがスイの部屋で、フレイルに対して「お前に興味がない」と言うところ。
フレイルという不憫担当がより不憫に見えたんじゃないかなぁ、とお気に入りです。
次に、ニアがベイルの治療を行うところ。
これ書きたくてニアと言うキャラを出したので、やっと書けるー!の想いでいっぱいでした。
もう一つはベイルがベータワンを罵るところ。
めちゃくちゃになったベータワンが奮起するもの悲しさが描けていたらな、と思っています。
ちなみにベータワンは「β1」です。ワンが犬の鳴き声みたいになっていたら、世界観が……。
で、四つ目になっちゃうけど、最終回もお気に入りで、何度か書き直しました。
最後、どんな終わり方にしようと思ったとき、この物語の要素を一番詰め込んでいる、
リリアと言うキャラクターが一番いいのでは、と思ってあんな感じになりました。
そのまま三人称で書くつもりだったのですが、
最後は彼女に語らせたいな、と思った次第ですが……どうだったでしょうか?
あと、毎回「第〇章 〇〇・〇〇〇」といった形で、メインとなるキャラクターの名前を加えているのですが
最終章にベイルの名前を入れるか凄い迷いました。
読み終わったときに「最終章 ベイリール・トランドスト 終」にしようかなぁ
と思ったけど、主人公が死んでないなんて、読んでくれている人、みんな分かっているだろう、
と結局はスタイルを崩さず、「もうわかっているよね? 主人公が帰ってくるよ!」という気持ちで
堂々とベイルの名前を付けました。
どっちがよかったんだろう?
少しお時間に余裕があれば、ご意見いただけると嬉しいです。
章タイトルについては、感想で「今度はこの人!?」みたいなコメントをいただけるのが本当に嬉しかったです。これは自分のスタイルでやっているので、もし別作品も読んでいただけることがあれば、気にしながら読んでもらえたら嬉しいな。
あとはー、最終章は毎回のタイトルを少しだけ、いろいろと含みを持たせました。
誰か気付いてくれる人がいたら嬉しいけど、まぁ自己満でね
まず「再びの狼煙」という回がありますが、
これは第1章でライナスがお城に攻め込むときのタイトルが「黒い狼煙」だったから。
ベータワンの正体がライナスだってことをほのめかしたくて、そうしました。
「小さな小さなプレゼント」という回は
第1章でベイルがスイにプレゼントとして夏祭りを開催した回が「大きな大きなプレゼント」だったからです。
で、その次の回でスイがベイルに小さなプレゼントを渡したわけで、
タイトルでおベイルの存在をほのめかしたというか、
あそこまで言ってほのめかすも何もありませんけどね。
で、最終回のセリフでリリアが「ずっと前から私たちは」と言うところがありますが、
これも第1章の「ずっと前から私たちは」というタイトルを引っ張ってきてます。
この回でリリアは一度、ベイルに向かって「私たちは友達」と伝えようとして、
躊躇ってしまうシーンがあり、これが最終回につながっている、という感じです。
あとは2章以降はなかった(はず)、水曜日の更新。
スイ曜日だからスイが帰ってくるよ、ということをほのめかしてみた。
うーん、どれも自己満!!
こんなの、自分で解説するなんて恥ずかしいけど、一生誰にも気づいてもらえないだろうし、せっかくだからね!
そんな感じで、星を継ぐ巫女は完結しました。1章のときと違って完結詐欺ではありません。
本当にここまで読んでくださって、ありがとうございました!
そして、明日から新作の「トウコの魔石工房」を更新しますので、ぜひ応援をお願いします!
こちらは、以前公開した短編「夢は錆びて苦い日々が続く」の精神的な続編です。
あくまで精神的な続編なので、何の関連性はありません。
未読の方で、少しでも興味を持っていただけたら、こちらの短編も一読してもらえると嬉しいです。
夢は錆びて苦い日々が続く
https://ncode.syosetu.com/n7407iq/
新作は最初のうちに、何度もタイトル変更するかもしれません。
なろう盛りしたタイトルにしますが、前と後ろのどちらかに「トウコの魔石工房」と付くので、そこで認識していただけたら……。
以上です。
それでは、また次作か皆さんの作品の感想欄で会いましょう。