【第一回】灰被りお嬢様の登場人物設定(メタ発言有)
2020年06月28日 (日) 20:52
灰被りはお嬢様でした。略して「灰被りお嬢様」の登場人物について。
メタ発言込々で書いていきます。今回はノースキャニオン編終了(第6話)まで。

1.優里・イーストプレイン(ゆうり・-)
ヒロインです。ヒロイン属性盛り込んでいるんですぐに人をたらします。
五歳の時にノースキャニオンの集落に連れていかれその際にそれ以前の記憶も失っているので貴族としての知識0。おまけにノースキャニオンの文化は結構遅れているので近代技術にもたじたじですね。今後さらに科学的物質が出てくるのですが優里ちゃんの視点で書くのが難しいのと、多分彼女にとっては異世界転生に近いことが起きているんだろうなと思うと最近の風潮に沿っているのかもと思います。
得意なことは家事全般。苦手なものは朝。
彼女の口からはよく「大切な人」と出てきますがこれは後に繋がる結構な重要キーワードです。

2.奏人・サンチェス(かなと・-)
執事です。五歳の優里ちゃんにたらし込まれて以降、十年間彼女の存命を信じ続けやっと再会することができました。そのためかなりの過保護。
サンチェス家は代々イーストプレイン家に仕える家系として引き継がれているので、詩織と共にしっかりと使用人教育を受けています。
優里には基本丁寧に接していますが、一人称は「俺」だったり割とくだけた話し方をしています。しかし一度外に出ればもう完璧な執事として振る舞うので優里は若干ひいていたり。
彼女以外にはくだけた話し方をする……というより若干口が悪いですがそれが彼の本性です。
元々は優里を守りたいという敬愛の気持ちだった奏人ですが、最近はもやもやとした気持ちを抱くこともある様子。
得意なことは乗り物の運転。苦手なものはまずい酒と父親です。

3.詩織・サンチェス(しおり・-)
イーストプレイン家のメイド長。家系的にも実力的にもなるべくしてなった敏腕メイドです。家事全般だけでなくお茶を入れたりお菓子を作ったり乗り物の運転から機械の扱い、ファッションに関しても万能とのこと。
優里のことは昔から知っていた上年の差もあるので普通に「優里ちゃん」と呼んでいます。しかし外に出ると口調も対応も変わるのでやはり優里はひいている様子。サンチェス家の宿命です。
優里にはある特別な思いを抱いていますが……?
得意なことはお茶を淹れること。苦手なものは害虫です(でもちゃんと殺します)。

4.絢音(あやね)
新米の使用人その1。苗字はありません。イーストプレインの下町にある一部の家系はまだ苗字を持たない家もあるんです。とある事情から詩織にスカウトされてメイドになったものの家事がポンコツなどころか敬語すらままならない様子。しかし一度引き受けたことは絶対にやり通す性格なのでなんだかんだ詩織にも好かれています。
元々優里を虐めるキャラとして考えていた釣り目ツインテちゃんなので随分と出世した上に可愛くなったものだなあと思います。
得意なことはバールのようなものを振り回すこと。苦手なものは敬語を使って話すことです。

5.千尋・シュナイダー(ちひろ・-)
新米の使用人その2。何でもできてしまう天才児と言われ擦れていたところ、父に仕事を紹介されました。現在初等教育を終えたばかりの12歳ですが頭脳的には15歳の優里を越えるほど。吸収力が早く仕事もすぐに覚えられてしまいましたが、悩みは尽きないお年頃。最近では優里に「小さい」と言われたことがコンプレックスのようですね。
ショタっ子なので名前は女の子か男の子か見分けつかないのを選んでみましたが別に女装シーンはありません。父は国内外交官という謎の職業。
得意なことは機械類の操作。苦手なものは辛いものです。

6.愛子・レイクサイド(あいこ・-)
用心棒。体術の使い手で基本的に無口無表情。身体を物理的に張る以外にも、飲み物の毒見をしたり庭に異物がないか確認したりといろいろやっています。詩織は正体を隠すためにメイド服を着てもらっているというけれど、実は半分くらい詩織の趣味。
そんな感じで最初は殆ど喋らないキャラだったんですけど、後になるにつれて口達者になっていきます。
実は出身地が異なるのでサンチェス家などとは苗字のテイストが違います。決してレイクサイドという語感が何故かしっくりきたとかそういうのではなく……
得意なことは体術。苦手なものは熱い食べ物です(毒見係の苦労は尽きない)。

7.舞紗・ノースキャニオン(まいさ・-)
いつも赤い頭巾とを被り赤頭巾とも呼ばれる少女。猟師の虎徹といつも一緒におり、拳銃を武器にします。モチーフはそのまま童話の「赤ずきん」。
ノースキャニオン家の能力で自分の体力を二倍にできますが、うまく扱えずに怪我をしまくっていたので見かねた母に頭巾を被せられたのです。
末っ子であるが故にか両親にあまり構われず、拗ねて森で一人で遊んでいたところ虎徹と出会い少し勇ましくなりました。
銃の腕は飛ぶ鳥を落とすこともできるくらいにいいですが、情緒がまだまだ不安定。
得意なことは射撃。苦手なものは注射です。

8.虎徹(こてつ)
元猟師。ノースキャニオン家の近くの小屋で暮らしていたらお嬢様に懐かれてしまい、外で動きまわる彼女の付き人に任命されてしまった苦労人。故に特殊な扱いを受け屋敷に入ることもありませんでしたが、後に舞紗の父から入ることを許されます。舞紗に銃の使い方を教えたことをひっそり後悔しているらしい。
今後の出番が少ないのが私の悩みです。
得意なことは猟。苦手なものは電子機器全般です。

これで今回の登場人物紹介は終了。
名前は和名とカタカナが混ざっていますが、これは私が昔読んだ漫画に影響されました。ああ、ファンタジーだからってカタカナ名ばかりじゃなくていいんだ……と感銘を受けたので個人的に覚えやすい漢字名を名前にしています。
そもそもファンタジーといってもテイル王国はよくある中世ヨーロッパを真似たような世界ではありません。ノースキャニオンは割と文明が遅れていますが電気も通っていますし、テレビもラジオも電話もあります。イーストプレインまで出ればコンピュータだってありますし、自動車も飛行機もあります。さらにウェストデザートまでいくと……この辺はお楽しみ。
そんな感じで文化が錯綜している不思議な王国ですので、その辺りもお楽しみください。

それでは今回はこの辺で。
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