2021年04月19日 (月) 21:10
「14-03 ダリア 追跡者 最後の夜」 では、異常者が人をどう愛するのか、ということの入り口を書いているけれど、それが上手くいかない。
今もまさに書いているのだけれど、全然文章が繋がってこない。
書き終わったものを三日置いておいた。
少し客観的になってから書き直そうとして考えて、結局一日目に思った不具合が三日目でも同じに見える。
しかも、改善の方法が見えない……。
ああ、この感じだとあと一週間経っても同じという気がする。
書けないだけで滅茶落ち込むわぁ。
でも、僕の場合、頭をぱあと開いておかないと書けなくなる。
ぎゅっと頭が絞まってくると、簡単に行動不能になる。
技術の問題と言うより気持ちのウェイトが非常に大きい。
だから、書けなくても頭を開いて、何か他のことを考えたりする。
他の文章を書いたりする。
そういう時には、時間というものがどっしりと肩にのしかかって、本当に怖い。
何をするにも時間が減るという感じがして、ふぅ、困ったものだ。
『鬼式錬成陣』は政治が続く限り終わらない物語として書き始めた。
だから、かなり冗長な作りになっている。
なんでも詰め込んでやれと言う気で書いている。
そう思って書いていても、気づくと、なんだか少年青年が好きそうな要素も入れなきゃと考えたりして、少し子どもっぽいところも増えて、形が変わっていく気がする。
そういうものなのだろう。
どうせなら、本当にちゃんと人に好かれるものと、本当に嫌悪されるものとを書いてみたい気がしている。
読んだ瞬間に腹を立てて、スマホを投げつけたくなるようなものも書いてみたと思ったりする。
逆に、媚びすぎて酷いようなものも書いてみたい気もする。
書けない時にも、書くことが息抜きだ。
昨日は久しぶりに手書きで日記を書いたり、ノートをまとめたりした。
手が万年筆を上手く操らないのが新鮮だった。
書け書け書け。
それだけだなぁ。