剣道をやっていないと解らないネタの数々を徒然に
2014年12月17日 (水) 08:18
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コメント全10件
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 共感できる点も多いのですけど、防具は風通しのある場所に干しておくだけで毎日使っても別に臭くはならないんですよね。
 学校の部室みたいな造りが風通しを考えられていないせいでの問題なので(あと、密度高く押し込めすぎ)、市井の道場通いを趣味でやる分には臭気の問題はあまりないです。
 だから剣道=にぎりがくさい剣(某オウガバトルネタ)なイメージ流布はほどほどにおながいしたく候。

 ところで気合の声は、一周まわって「あまり声を出さなくなる時期」や「穏やか標準に落ち着く時期」などもあると思います。
 うちの地元では「ォコテコテコテオォー」が一時期流行ってましたけど(笑) あの手の奇声、そればっかの人が目立ち出すといつの間にやら伝染するんですよねぇ。
記事本文も濃いけど、コメントがもっと濃いという。

漫画と違って絵の才能がいらない分、なろうの作者は色々とバラエティに富んでるなぁ。パない。
竹尾 練治
2014年12月17日 21:09
おおう、実にあるあるなネタの数々を……
少し対抗して、『剣道小ネタ・アダルト編を』

【ボーナス】
諸兄ご存じの通り、剣道はプロスポーツではない。オリンピック種目でもない。
だが、金が掛かった状況で試合をする剣道家は何種類かいる。
警察官・刑務官・皇宮護衛官。これらの職種では、試合結果がボーナス査定に影響するので、試合で完全にガチに狩りに来るので要注意だ!(無論、注意してどうにかなる相手ではない)
プロだから偉い、金を取ってるから偉い、と一概に言うつもりは毛頭無いけど、これで食っていくと自覚のある人間の鍛え方は違うものである。
今風に言うなら、エンジョイ勢とガチ勢の違いである。

そして、強豪の私立高校の剣道部顧問……これは、ある意味警察よりもタチが悪い。
とある高校では、試合結果によって、6桁の金の報奨金が出るという。
嘘か本当か知らないが、バブル期に全国で結果を出せば、8桁の報酬が出たという。
それだけの金のかかっているので、生徒をしごくしごく。剣道ヤクザである。
※GTOの話では無く、実話である。

剣道顧問はボクシングのトレーナーと違って、いつまで経っても直に稽古をつけるので、現役とタメ張れる強さがある。
要するに、全国レベルの高校生が、限界まで追い込まれて目を血走らせてかかってきても、余裕でしばけるぐらい強い。
顔や喋り方も、本物のヤクザより怖い。

【技術】
三点防御……通称、三ヶ所(みところ)避けは、ある程度熟達して、かつ容赦の無い相手には、問答無用で突かれるようになるので、高校を卒業すると減っていく傾向に。
ちなみに、三ヶ所避けの崩し方は、右小手を隠す代わりに空いた左小手を打つ、逆胴を打つ、などの料理法が豊富にあるので、リバ剣(学生時代からブランクのある剣道家)が、三ヶ所避けをして泣きを見ることも。
余談ですが、兄貴さんのお姉様の技は三ヶ所避けからではなく、返し面の一種と思われます。(相手の竹刀を自分の竹刀にそって流して落としつ、面を打ち込む)

相手の首に竹刀をかけて、引き倒すのは稽古ではよく見かけるが(?)
試合でやったら当然反則をとられる……が、鍔競り中、一瞬圧をかけるぐらいなら、審判は黙認する。
そこにつけ込んで、鍔競り中に竹刀を握ったまま、顔面にフックを入れてくる奴がいる。
小手と面越しなので、ダメージは、小さい。が、イラっとする。
ので、相手に同様のフックを撃ち返し、竹刀を握ったまま殴り合いの様相を呈することがある。
そんな状況を、地元では『ボクシング剣道』と呼んでいた。
(その後、双方反則を取られたりする)

ちなみに、キックボクシング出身の上段の構えを取る剣道家の先生を知っているが、フットワーク軽やかで非常に強い。間合いの切り際にキックの名残が見える。


【余談】

武道具屋のおっちゃんはウザいが、武道具屋は武道家のサロンと化してることが多いので、仲よくなると色んな話を聞ける。
古い武道具屋では、カウンター越しが作業所(座敷)となっていて、暇な時に行くと茶を出してくれて、ちくちく小手を縫いながら色んな最近の話をしてくれる。
この武道具屋のおっちゃんをビブリア古書堂の栞子さんのような美人店主に改造して、最近流行の職業ミステリーでも書こうかと思案中だが、多分あと10年は思案中である。

踵の切れる寒い季節になったが、踵の罅割れは、アロンアルファで接着するのが一番簡単な治療法である。
ある先生に勧めたら、『踵が割れるのは俺の踏みこみが悪いせいだ。自分への戒めとしてこれは治さん』と返された。強者は違うものである。

【実戦】

 ノモンハン撤退の帰りに大陸を通り、中国軍のゲリラの夜襲を受けた先生にお話しを伺ったことがある。
 夜中に藪の中から刃物をもった中国兵が飛び出してくるので、突き飛ばしながら(壁ドンのイメージではない。軍刀で突き飛ばして)夜道を逃げ帰ったそうだ。実戦では到底形通りの技など出せないのは間違いないらしいが、ゲバ棒持った暴徒との殴り合いなら兎も角、今後日本刀で人を斬る必要がある時代など来ないことを願いたい……。

ううむ、「試合で全く同タイミングで相小手面を打って体当たりした瞬間の、『なかなかやるな。おまえもな』感は異常」ぐらいの軽い小ネタで済まそうと思ったら、ずるずると。
長文失礼致しました~。


再度失礼します。剣道とズレて申し訳ないですが、鴉野さんは2分1Rくらいのアマチュアキックボクシングの試合に出たら面白そうですね。私も打撃は下手くそですが、勉強のためにいずれは出ようかと思ってます。
東雲佑
2014年12月17日 17:53
>>薙刀、棒、杖(じょう)、剣道、居合、二刀流、サイ(沖縄空手)、ヌンチャンク、短剣、短二刀。茶道(え)。ボディビル(なに)、ボクササイズ(はじめて五回目)、空手。

何者なんだよって人が多すぎるななろう。

>>ちなみに、『ボディビル』『(ボディビルやプール歩行を半年以上続けたうえでの)走る』、『茶道』の三つが短期間で基礎能力をあげるうえで有効だとおもう。いわゆるレベルあげて物理。

あと茶道だけ誤植を疑うレベルで浮いてるよ!
矢口
2014年12月17日 17:36
もの凄く面白く、為になります。

特に以下の一文は目から鱗でした。
>実は袴が指導者から見て邪魔なので足さばきを改善するのが難しい。

昔ある方が、袴は足裁きを隠す、という意味では有りがたいものだと仰っていました。
(自分の浅い武道経験から言うと親指に力を入れる瞬間、踵を返す瞬間などを読まれない事も大きいのかな、などと思いながら当時は聞かせて頂きました)

しかし指導者側にとっては、なるほど苦労の元なのですね。
東雲佑
2014年12月17日 16:53
竹尾さんの記事かと思ったらまさかの鴉野さんやった。兄さんほんとなんでもやってるな!
足軽三郎
2014年12月17日 12:55
苦行ですね。
石田 昌行
2014年12月17日 12:39
うむ、何か呼ばれたような気がするw
参考になります。
かつてケンドーナガサキというプロレスラーがいて、そこからケンドーコバヤシが誕生したらしいですが……それはともかく、防具が金かかると聞いていたので、私は剣道には縁がなかったです。