モーリス・ルヴェル『ラ・ベル・フィユ号の奇妙な航海』
2025年03月24日 (月) 19:19
 オーディブルで30分ほどで聴ける短編小説。

 名うての悪漢が良い儲け話と聞いて『美しい娘』という名前の船に乗ったら。サスペンスあり意外なオチアリで面白い。


 主人公は自身をチューブッフと名乗るが、これは注訳出てくるのでわかるが、鴉野が一瞬ググって『?』となったレストランchou-boeuf(キャベツと牛肉)でなくtue-boeuf(牛殺し)である。

 割と辞書通読するこういう主人公が間違えて発音すると面白いんじゃねとか言ったネタが出てくる。

 例えばーーレタスだけを使ったサラダを英語で「ハネムーンサラダ」と言う。Lettuce only、もしくはLettuce alone(レタスだけ)の発音をLet us onlyやLet us alone(私たちだけにして)に引っ掛けたものである。(Wikipedia英語版)ーー

 そんなアホな趣味により先日アンカー英和辞典を通読した。
 sakeは日本酒のサケだが、お願いだからという意味もあるらしい。
 つまり“For the sake of my sanity, give me some sake!”
(正気を保つために、頼むから日本酒をくれ!)
 とチーアあたりのギャグに使える。はずだ。

 ……おまえは酒飲むな!

 “something better than nothing.”(いくらかあればないよりマシだ。ことわざ)

 そう言うつかいかたすんな!
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