あけましておめでとうございます。なぜ現代日本勢でなくこいつなんだ。
トラメル君（イマジナリーの姿）「現代日本勢でやったら本編でネタが使えなくなるからだよ」


〜ありし日のガウナ君〜


「なるほど。古代の為政者は、暦に自分の名前をつけたんだ。この物語は設定上面倒臭くて四季と12ヶ月を採用してるから同じようにワンエピソード作れそうだな…って、僕は何を言ってるんだおのれトウェル王……！」

意味不明なやつあたりをするガウナ。椅子に座りながら、仕事からの現実逃避をして本を読み耽る。

「僕はそんな傲慢な人間じゃないし？　大体、内務省のあの陰湿副大臣が許してくれる訳ないし」

苦笑するガウナ。だが、目は真剣そのものである。

「ふむふむ、誕生月を自分の名前にしたのか……名前っていうか、称号っぽいな。なら夏生まれの僕も、奴隷商人に与えられた苗字を月の名前にしようかなぁ。そう、たとえば8番目の月を、」