2022年03月06日 (日) 07:55
「プロシア参謀本部~モルトケの功罪」の改稿ですが、第一章「Eine Ouvertüre(序曲)」が終了しました。お付き合い頂きありがとうございました。
時にロシアがウクライナに無謀な戦争を仕掛けています。この「第二次シュレスヴィヒ=ホルシュタイン戦争」編を書いていて思ったことは、P氏は19世紀ビスマルクたちと同じような考え方をしている、と言うことです。
19世紀。まだ「覇権」と言う言葉が大国の歩む王道として善意で捉えられていた時代です。それをP氏と東アジアのS氏が行っている、としか思えません。
19世紀と違い世界は「どの国がイチバン」等と競っている場合ではなくなっています。国際協調は理想ではなく経済的にも環境的にも地球が、人類が生き残るために絶対必要なレベルになっています。
歴史は独裁者を偉人とする場合がありますが、P氏やS氏が300年後(まで人類が生き延びている場合ですが)に偉人として認識されているか怪しいものです。
と、余談はここまでにして。
繰り返しになりますが、本作は元々「ミリオタでなくても軍事がわかる講座」の第18部分「兵士の変化と・武器の発達と」に続いて本作の第1部分「ローンとビスマルク」が書かれていました。ですから、第43部分「戦争の間奏曲(後)」までは「ミリオタで…」に書かれていた訳で、もう10年前に書かれたものです。
「ミリオタで…」と同じクダけた文体で書いており、また「ミリオタで…」の趣旨に沿って深堀せずにいましたから、後段の「普仏戦争編」等と比して薄っぺらで、ずっと直したいと考えていました。
ですから、この後も「普墺戦争」編の途中、ケーニヒグレーツ戦までもユルユルになっています。これも気長に直していきたいと考えています。
今後は最初に「第二次シュレスヴィヒ=ホルシュタイン戦争」で描き切れなかった海戦を独立短編で書いて見ます。
①「第二次シュレスヴィヒ=ホルシュタイン戦争・海軍の戦い」
ヤスムント半島沖(リューゲン島)の海戦
ヘルゴラント沖の海戦
約1万数千文字
その後、
②普墺戦争編・戦争までの経緯と緒戦までの改稿
「開戦前夜」
「歩兵大将モルトケ」
「諸公の戦い」
まで。数部分追加すると思います。
続いて、
③「マイン軍編」
普マイン軍と諸侯軍(連邦第7、第8軍団など)の戦い、主に対バイエルン王国戦
6~8部分追加すると思います。
末永くお付き合いして頂けましたら。
人間って学ばないのかも知れません。喉元過ぎればなんとやら。
普墺戦争はじっくり行かせて頂きます。資料が少ないのですよ。