「はつ恋のクリームパン」投稿しました!
2021年01月04日 (月) 04:00
私の名前は、神谷 藍。

私は男の子と話したりするのがとても苦手です。
いや、苦手でした。

恋愛も出来ない私を救ってくれたのは1人の男の子でした

では少し昔の話をしましょう

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私は今高校2年生。

地味な高校生活を送っています。

入学した時から話すのが苦手は私は女の子の友達すら出来ませんでした。

私の友達は幼馴染の、桜井 文哉だけでした。

文哉は優しくていつも私の味方をしてくれる最高の親友です。

中学の時から男の子と関わるのが苦手な私だか、文哉だけは普通に関わることができた。

高校1年の時は同じクラスに文哉がいたけど、2年になってクラスが離れてしまいました...。

文哉がいないから静かに目立たないように過ごそうと思っていた私の隣の席は学年1人気者の、五十嵐 奏多。

五十嵐くんの周りには女の子がいっぱいで賑やか、。

藍『もー、最悪だよ。こんな席、、』

私はずっとこんなことばかり考えていました



ーある日のテストー

藍『あれ、ない。どうしよう。』


休み時間に確認したはずのシャーペンの中に芯が1本も入っていなかった。

手を挙げたが試験監督の先生は全くこっちを見向きもしない


その時ーー


すっと私の机に誰かが何かを置いた


藍『ん??』


五十嵐くんがシャーペンを貸してくれた

とりあえず私はそのおかげで無事にテストができた

でも五十嵐くんの周りの女の子たちがいて返せない、、。

もし私が五十嵐くんからシャーペンを借りたことがみんなに知られたら.....


??『藍ちゃん!ちょっといい??』


そんなことを考えてる時に誰かに呼ばれた

女の子に自分の名前を呼ばれたのは久しぶりだったので変な声が出てしまった。

顔を隠しながら呼ばれた方に行った

そこには五十嵐くんと1番仲がいい、高山 花蓮さんだった。


藍「高山さん?どうしたの??」


高山さんは一気に顔が変わった


高山さん「なんでアンタが奏多の持ってるわけ?」


私は急なことでびっくりしてとっさに謝った


高山「アンタみたいな地味なやつがなんで奏多の隣の席なの?どーせ奏多のこと好きなんでしょ?!言いなさいよ!」


五十嵐くんには全く興味が無かったのでその事を伝えて走って教室に戻った


藍『私なんて五十嵐くんと話したことないし、、』


荷物をまとめてシャーペンをそっと五十嵐くんの机に置いて私は教室を出た

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私のお母さんはパン屋で働いている

しかもこのパン屋さんはクリームパンが美味しいとテレビでも取り上げられてる有名なお店

学校から帰ると毎日そこで手伝いをしている

最近、帰ると同じ制服を着た人がクリームパンを買ってくれる


藍「ただいま~」


お母さん「おかえり~藍!」


藍『あれ?またあの人がいる』


私が店番を頼まれるとすぐにその人はまたクリームパンを頼みにくる


藍「158円ですー」


?「藍ちゃんだよね??」


藍「あ、はいそーです。」


急は質問だったのですごく素っ気なく返してしまった、、


?「俺高校3年生の賀上 歩夢!突然だけどさ、藍ちゃんのこと結構前から好きなんだよね!!」


藍「ふぇ??!」


生まれてから告白されたのは初めてでしかも唐突すぎて固まってしまった

頭が真っ白になって覚えていないが、その賀上先輩は私が店番終わるのを待ってるらしい、、

それから私は全く店番が手につかなかった。


ほんとに賀上先輩は待っていた


藍『男の子とまともに話したことないのに2人きりなんて、、しかも先輩、』


とりあえず公園のベンチに座った


賀上先輩「これから俺の事をもっともっと知ってほしいし、もっともっと藍ちゃんのこと知りたい!!」


賀上先輩は全力で気持ちを伝えてくれた

話も切り出してくれて、私はいつの間にか賀上先輩と緊張せずに話せていた

家に帰っても楽しかった賀上先輩との話を思い出して1人でクスクス笑っていた


藍『久しぶりにこんなに笑ったな~』


次の日、早く賀上先輩との会話を文哉に話したくて、いつもより早く待ち合わせ場所に行った

いつも遅刻してくる私を見て文哉は驚いていた



文哉「どーしたの!遅刻してないなんて珍しいね~」


藍「どーしても今日は文哉に聞いて欲しいことがあってね~」


早く話したいのになぜか勿体ぶって話した


藍「実は...」

「文哉以外の男の子と普通に話せたの!!」


文哉「え???」


藍「だからーー、男の子と話せるようになったの!!!!!」


私は話を勿体ぶりすぎて、もうそこが学校の校舎の中ということに今気づいた

それと自分が思ったより大きな声だったことに恥ずかしくなり少し早歩きをした

文哉も一緒に早歩きをしてくれた



文哉「話せるようになってよかったねー今日俺先生に用事あるから1人で教室行ってて」


藍「うん!わかった!」


『あれ??文哉もっと喜んでくれると思ったんだけどな、、』


文哉が私と同じくらい喜んでくれると思っていたので少し寂しかった


藍『そういえば下駄箱で別れた時もムッとしてたな~
なんか怒ってるのかな、、』

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文哉『藍は俺と話してればいいのに、』
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