この物語は実は結構前に、バドエン好きな友人と飲みながら立てたプロットが元のお話でした。
自分はハピエン至上主義の人間だったんですが、バドエン好きのプレゼンにちょっと書いてみたいなぁと心動かされた結果です。
ただ、油断すると主人公をハピエンに導こうとしてしまうので、筆が止まっていた作品でもありました。
最初と終わりだけは明確に決まっていて、その間をどう埋めようか、少女はどうあの結末にたどり着くのかだいぶ悩みました。
それらを考えて、本当は物語の背後の設定をいろいろ作ったんですが説明的になりすぎるというか、なんか作りたかった作品の雰囲気を壊しそうだったので最大限ぼかしてます。
本編はここまで。
しばらくは生かしきれなかったというか、書ききれなかったぼかしまくった設定をもとにちまちま番外編の小話は上げ行きます。
ほんとは父親だった先代魔王とか従者とか、勇者も深掘ってあげたかったんですけど、どうしても視点が大きくぶれるので書けなかったところなので。
気が向く方がいましたら、今しばらく平和がもたらされた後の物語に付き合っていただければと思います。