2015年04月23日 (木) 02:44
えー、改題してます。
『宴のお話(1)』を『御旗のお話(9)』に変更しております。
以上です。
そして言い訳をくどくど述べますと、最初の予定では(1)で過去改装の途中まで言って、(2)くらいで回想終わりつつ次の展開入る予定だったんですね。
ところが実際に書いてみたら、ハイラムは無駄に話が長いし桜と村雨はいちゃついてるし、1話の間に思ったより進まなかったのです。
それでも(1)と振って投稿したはいいものの、やはりしっくり来ない上に、
冴威牙と紫漣のエピソードもこれ微妙に長くなるぞと思って、普段はまずやらない改題に至ったという訳です。
本編でまえがきやらあとがきやらを付けたくない派なのでこっちで語りますと、
冴威牙は「強さが足りなかった雪月桜」で、紫漣は「環境に恵まれなかった村雨」なのです。
実際、過去話時点の冴威牙と、第一話時点の桜のやってる事に、そう大きな差は無いと思います。取戻しに行ったのが仲間か刀か、その程度の違いです。
生まれた瞬間に悪人であると定められた化け物は、狭霧兵部和敬だとか杉根智江だとか居ますが、こいつらに比べて一枚劣る悪党が、冴威牙です。
ただ、申し添えるまでも無いかも知れませんが、「恵まれない環境で育ったから仕方がない」みたいな理屈が適用される奴でも無いです。
恵まれない環境で育ったからと言って、普通の人間は喧嘩相手の首を踏み折って殺しません。
元々悪人で、それが『まとも』になったのが桜、『どうしようもない悪人』になったのが冴威牙なのです。
ついでに言うと、桜も大概悪人というか、普通に犯罪者です。強いから見逃されてるだけの。村雨でさえ最新話の時点で既に、言い逃れの出来ない犯罪を幾つか経験してますし。
という訳で、冴威牙と紫漣という小悪党二人を描かずして、この物語は先へ進められないと判断した結果が改題であり、過去回想に数話を割くに至った理由でありますので、どうかお見捨て無きようにお願いする所存でございます。