2025年05月01日 (木) 15:27
短編です。
俺たちに明日はない』(Bonnie and Clyde)やアル・カポネみたいな雰囲気のものをいつか書きたいな…と前々から。深く考えず短編にしてみました。
ジャンルは童話ともちょっと違うのですが、児童文学でいけるのでは?と思っています。
空と海は、どこまでも青く、どこまでも交わらない。 戦後の混乱が色濃く残るヨーロッパの海辺の街。アメリカから移住してきた少女・レティシアは、両親の過去と偽りに息苦しさを感じていた。そんなある夜、彼女は海辺でリノと出会う。 子供のごっこ遊びだった逃避行。二人は互いの孤独を分け合いながら、やがて自由を求め、大海原へと漕ぎ出していく――。 交わることのない青が織りなす、痛みとやさしさの物語。