ファンタジー設定について:入浴事情
2022年06月02日 (木) 22:08
「エヴァンズ先生の引っ越し」の世界観について、自分のためのメモ書き程度の考察なのですが(この世界でのお話は今後どんどん書いていきたいのでそのためにも)

王都の文化的背景を考えるにあたり、一応参考にしているのはヴィクトリア朝後期くらいのイギリスです。全体的に、我々が生きる現代の地球より100年程度昔の文明観を目指しています。
ただし、現実世界と大きく異なるところももちろんたくさんあります。
まず魔法があります。そして、イギリスは島国ですが、王都は大陸のど真ん中にある内陸の国です(事実上支配下にある兄弟国の中には海に面している国もありますが)。
世界樹には神様が住んでいることになっており、割と頻繁に神託を下します。王都には教会があって、ローマ教皇のような立場の人がいて、神託を人々に伝えます。

で、早くも設定上矛盾が出てきている気がするのが、入浴事情です。いきなりめちゃくちゃ具体的な話題ですが……
筆者は日本人ですが、日本人は無類の入浴好きです。毎日お風呂に入るのは当然で、一日でも飛ばしたら気になってしょうがないです(そうではない人もいるとは思いますが……)。
しかし少なくとも、ヴィクトリア朝時代のイギリスではそうではなかったようです。そもそも温水が出るシャワーが普及したのはいつなんだ? それはエヴァンズ先生の世界で実現可能な技術なのか? そして人々はそこまで入浴への熱意があるのか?
一応、上下水道はほぼ全ての都市で整備されているという設定です。少なくとも冷水シャワーは存在しており、王都ではそれなりに普及しているが、例えばベラニドの診療所やエヴァンズ先生邸ではたらいで入浴している、という想定です。
クァマール急行では寝台車の客室には洗面台がありますが、シャワーのような設備はありません。一週間も乗ってたら……どうなるの??
「エヴァンズ先生と魔法使い」はアガサ・クリスティさんの『オリエント急行殺人事件』を大いに参考にしていますが、そこでは途中でホテル泊を挟むようですね。筆者は安直に、だってお風呂入りたいもんな、と思ってしまいましたが、列車のメンテナンスとかそういう理由なのかもしれません(調べろ)(知っている人いたら教えてください)。

とまあ迷っている設定をつらつらと書いてみましたが、こういうことを悩むのもファンタジー書く上では楽しいなと思ったりします。いやもっと調べろよ、そして確定させろよ、という話ではありますが……
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