第四章終了・今後の予定・ネタばれを含む四章の話
2014年11月24日 (月) 19:35
というわけで、第四章はこれで終わりです。

 次章はこれから推敲となり、今年度の投稿も終了となります。再開予定は、来年一月十六日です。投稿間隔は変わらず週二回の月・金の二回となります。

 連絡は以上で、挨拶後に第四章のネタばれを含んだ話をします。未読の方、ネタばれが嫌いな方は読まないでください。

 それではこれにて失礼いたします。


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 ここからネタばれを含んだものになります。

 さて、この章が始まった第一話。満を持して登場した騎士見習い四名。この時点で大部分の方が結末を予想できていたようで、作り手としては嬉しい限りです。最後には良くなると分かっていれば、つらい部分も後に爆発する材料になりますから。

 四人は主役ではないのでレネの陰に隠れる形となりましたが、慣れるまでは胃が痛い日々が続くことでしょう。

 当初は変換体質で扱える魔力が極端に少ないだけであり、武技ではなく『圧縮宣言魔法』という形式を開発する予定でした。剣舞のように舞うことで魔法陣の代わりとして、宣言によって発動する形式です。

 なぜ没になったかというと、『できない:発見:できる』の過程で、どうしても矛盾が出たからです。当初は魔力もきちんと感じ取れる設定だったため習得可能だったのですが、これだと武技も習得可能であり、性格上試さないわけがないのです。

 このため魔力不感体質が追加され、弱点を追加し、あえなく没と相成りました。ある程度書いてから気付いたので、修正が大変でした。第一話で筋肉が強調されているのは、前設定の名残だったりします。

 


 この章でレネは人を動かす方法を学び、一部で有名だった二つ名を広く知らしめることになりました。そしてようやく隠れて行動しなくなる理由を得ました。

 機会があれば嬉々として引きこもろうとするので、これでようやく人並みになり、力だけではない成長が始まります。




 今回のラスボスは、一章で出てきた『大広間の罠』です。設置型の罠に見せかけて、実は魔物。設定は『ハエから見ると人の動きはスローモーションのように見える』というものから得ています。魔物からすれば、人はちょこまかと動き回る煩わしい存在なのかもしれません。

 複数いるのではなく全ての場所に同一の存在が偏在しているので、これ以降に罠が発動しなければ、何十年か後に伝説が加わることでしょう。




 最後の大会は一話で収め、真剣に行動しながら笑って頂くため、わざと繰り返し形式にて構成しています。三回目くらいまでに笑って頂けたのでしたら、計画通りといったところです。

 掛け金の結果は流れ的に書けなかったので、比率でおおよそのところを書いておきます。

 エルセリア:百(お小遣いを)
 セリエナ:三十(生活費も突っ込んだ)
 ダイル:五(やっかみ防止のため小額)
 リュトナ:十(貯金を)
 クリンデル:二(お布施)
 成人前の子供と大会関係者、学院講師は購入不可。

 一単位一万と考えて注ぎ込んだ金額を脳内変換すれば、だいたい感覚が掴めるかと思います。エルセリアはこれでも自由に使えるお小遣いの範囲内。セリエナは生活費まで突っ込みました。ダイルは周辺との兼ね合いから小額。リュトナはこっそり貯金から購入。クリンデルは恩人のためのお布施感覚です。

 セリエナは堅実な性格です。しかし、少し前まで猪突猛進なフォーレイアであったことを忘れてはいけません。




 さてさて、ほとんどの方が構成から予想しているとは思いますが、黒姫の魔導書はこの章で丁度中間となります。前半はレネ個人の力量を上げ、この章からは内面的な成長が促されていきます。

 ちなみに次章の一話で思わせぶりな五人が出てきますが、背景説明のための脇役です。さすがに今章のように期待されると困るので、あらかじめ書いておきます。



 こんなところでしょうか。では最後にまたもや重要なことを。

『ヒロインはレネ。では主人公は?』

 今回は影がかなり薄かったような気がします。

 それではまた。
コメント全2件
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ふゆ
2014年11月25日 12:28
鼻血出してたやつが主人公か?ww
白川匠
2014年11月24日 23:38
あれ主人公杜人じゃないの?
影薄かったかな?