2015年08月14日 (金) 19:41
というわけで、第六章はこれで終わりです。
次章はこれから推敲となり、再開予定は九月二十八日です。投稿間隔は変わらず週二回の月・金の二回となります。
連絡は以上で、挨拶後に第六章のネタばれを含んだ話をします。未読の方、ネタばれが嫌いな方は読まないでください。
それではこれにて失礼いたします。
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ここからネタばれを含んだものになります。
六章においては色々なことがありました。
まず感想数。一話目を投稿した時、書いても書いても止まらない感想に、くらりとなりました。今までは盛り上がったときしか十件越えなかったのに、何件来ましたっけ……。この、嬉しいけれど大変で、思わず奇声を上げたくなるあの気持ち……。実に複雑怪奇でした。
ちなみに、最後のほうは二十を越えていました。ぐふっ……。
次、いつかはやると思っていた予約投稿ミス。その節はご迷惑をおかけしました。さあ感想は何件きているかなーと、どきどきしながら表示すると、感想は無く、活動報告にメッセージが。何故と思い確認したときのあの気持ち……。もう二度と体験したくありません。運営様、お願いですから設定はカレンダー方式にしてください……。
そんなことがありながらも始まった六章。遂に王族関係者が出てきました。色々不憫?なシアリーナでしたが、何となくでもレーン王族の変わり者具合を感じて頂けたでしょうか。
実はこの六章、当初計画では欠片も存在しない章でした。それどころか王族にはノータッチの予定でした。理由は簡単で、関わらせるには色々不足しているから、及び物語の方向性が正道の出世方向に伸びていないから、です。
ではなぜ六章が発生したかというと、唐突にティアが脳内に現れたからです。レネを純粋に慕う学院生。けれどレネは気付いていない。これが基点だったと思います。接点を考えてレネを講師にしたところで幼少時のレネとエルセリアが思い浮かび、ここでようやくシアリーナが生まれました。
この関係で、六章の流れは一章の写し鏡になっています。仲良くなって、破局し、また仲良くなる。性格の違いや立ち位置がそれぞれ違いますが、意識して似せています。
唐突に生まれた章故に、それより前の章にネタを仕込むのは限界がありました。学院祭にて、手伝いで喜んだり悩んだりしている初級魔法使いの女の子がティアです。明確に挿入できたのがこれだけだったのが残念でした。
苦労した点と言えば、あくまで主となる軸は杜人とレネということでしょうか。どうやってティアとシアリーナを破局させるかより、どうやればレネをきっかけにできるかでかなり悩みました。引き金はティアが引かねばならないのですが、写し鏡にするための『悪意や意図に寄らない干渉』ができる展開が中々思い浮かびません。
結局ティアの粗忽さで破局としたわけですが、その前にティアがいつまでもポケットに入れていてもおかしくない性格であることと、意識せずにシアリーナに渡すための仕込みを行いました。いわゆる場面の逆算で、破局方法を決めてから各所にネタを挟んであります。大きな猫さんの設定は、こうして生まれました。
それにしても、あからさまなフラグをこれでもかと立てていたおかげか、シアリーナが爆発しても皆さん冷静でしたね。セリエナの苦労を最後にもって行ったので、重く終わらなかったのも要因でしょうか。
作中でも書いてある『最後の事柄が印象に残る』という手法を、意図して用いました。あそこで全体を暗く取られると以降の文章がふざけたものに感じられるはずなので、大変困ったと思います。
さて、六章まで無事終わり、次が最終章になります。名残惜しくはありますが、区切りをつけている構成上、仕方がないのです。
こんなところでしょうか。では最後にまたもや重要なことを。
『ヒロインなレネは大活躍。さすがヒロイン』
裏方な主人公も活躍……したはず。
それではまた。
最終章…超気合い入れて大長編でも良いぉ(*ゝ`ω・)bムシロ大長編デ♪