2022年06月15日 (水) 08:29
柿野たね子が道を歩いていると、うしろから走ってきた同い年くらいの女の子から、いきなり醤油臭い何かを手渡された。
見てみると、それは大きな柿の種だった。

たね子が意味も分からず困っていると、柿の種をくれた女の子が前方を指差して「走って!それを早くあの子に渡すの!」と叫んだ。
前方を見ると、百メートルほど先に見知らぬ女の子が立っていた。

「え?なにこれ?リレー?」
「そう!だから走って!早く!」
柿の種はバトンらしい。
「早く!負けちゃうよ!」
何と勝負しているのかよく分からないし、なぜバトンが柿の種なのか分からないが、まぁ、なにがバトンであろうとリレーはリレー。
他にバトンになりそうな物が無かっただけかもしれない。
たね子は受け取った大きな柿の種を落とさぬようしっかり握ると、とりあえず全力で走り出すのだった。
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・・・という感じのよく分からない報告書『あの子に関する報告』を連載させて頂いている、だいずです。
昨日、『バトン』と呼ばれる質問書を預かりましたので、活動報告に初挑戦してみます。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
【バトン・十の質問】
質問1>印象に残っている映像作品は?アニメ・まんが・ドラマ・映画・ゲーム・舞台なんでもいいから教えて!
回答1<アニメは猫部ねこさん原作の『きんぎょ注意報!』。
歌もアニメーションもキャラクターも、あの世界全てが大好きです。
僕もあんな世界に生まれたかった。
まんが版も可愛くて大好きでした。
まんがは『きんぎょ注意報!』のほかに、星里もちるさんの『危険がウォーキング』も大好きです。全巻3冊ずつ買いました。
岡原佳枝ちゃんという、このまんがの主人公は『汗がニトロ(に近い成分)だからすぐ爆発する』という特異体質の中学生。名作です。
質問2>表現に影響を受けている作品は?
回答2<「子どもが読んでも(見ても)楽しいと感じるものであるように」と思ってお話を考えたり絵を描くことが多いのですが、それは幼いころからまんが版『ドラえもん』をよく読んでいたからじゃないかな・・・と思うことがあります。
非日常が日常を壊していくけど、結局数ページ後にはちゃんと日常に戻る。あの潔さというか振り幅も、すごいなぁ、真似したいなぁと思います。
質問3>書いている時に音楽を聴く?どんな時に、どんな曲を聴く?
回答3<音楽を聴きながら作業を行う、ということはほとんどありません。
○○をしながら△△をする、ということが苦手なようです。
質問4>書いている時に飲み物は飲む?どんなものを飲む?
回答4<ウ、ウイスキー・・・
質問5>書いてるときに何かつまむ派?どんなものを食べる?
回答5<さけるチーズ・・・
質問6>執筆に使っている端末は? こだわりはある?
回答6<携帯電話と、3DS。
手描き感のあるイラストを描ける3DS、最高です!
質問7>登場人物はどのように作る?
回答7<名前は適当です。摘刀菜なま恵〈てきとうな・なまえ〉とか、損那法かよ〈そんなのり・かよ〉とか、そんなノリです。
性格というか行動に関しては、「こんなことをしてる女の子がいたら可愛いかなぁ」とか、そんな感じで考えますが、容姿はやっぱり適当です。
女の子ってたぶん、個性がないほうが可愛いと思います。
質問8>世界設定はどこまで作り込んでから書き始める?
回答8<例えば「魔法」を扱うときは、「魔法を使うと、魔法を使って得られる旨味を上回る苦味が生じる」みたいな、得なようで損という縛りは作りますが、そもそも「魔法とは何か」みたいな根元的な問題までは考えないです。
質問9>どのように執筆する?
回答9<「猫魔人」とか「ひひひ人間」みたいにイラストを描いてから話を考えるときと、「影を踏んだら死ぬ女」のように話を考えてからイラストを描くときとあります。
質問10>バトンのお相手は?アンカーも可だけど、その場合グランド一周ね?
回答10<渡したい人はいるのですが、アンカーとさせて頂きます。
~゛(ノ´ロ`)ノ
⊂□□グラウンド□□⊃
ゞ(´ロ`ゞ) ~
【おまけ】
自分が今まで描いてきたイラストのなかで、いちばん好きなイラストを貼付してみました。

これは8年くらい前になんとなく描いた落書きなのですが、とてもシンプルで気に入っています。
何ヵ月か前に、これと似たようなイラストを描いてみましたが、もうこの味は出ませんでした。劣化、悲しい・・・。
それでは、最後までお読みくださりありがとうございました。
人理しずかに関する報告は何度も話を作り直して、「これでいいのかなぁ」と思いながら投稿したため自信がなかったのですが、塩谷さんがコメントで誉めてくれたんですよね。
すごく嬉しかった思い出の一本です。
この活動報告も塩谷さんと柚祈さんの活動報告から派生したもので、それがまた新しい交流につながり、こうして楽しいなろうライフを送れております。
バトンは、実は最初、塩谷さんの奥さんに渡してみようかと企んでおりました(ナイショですよ!)