2013年04月16日 (火) 22:54
弓弦(ゆみづる)イズルは日本のライトノベル作家で代表作は『IS<インフィニット・ストラトス>』
かつてMF文庫で爆発的ヒットを飛ばし、2011年にはアニメにもなった作品である。
すでに過去のものとなった作品なので、知らない人や忘れた人もいると思いますので解説します。
時は未来。世界では女性が男性より優れた生き物として扱われており、いわゆる女尊男卑社会となっていた。ある日、高校受験の会場を間違えた少年織斑一夏(おりむら・いちか)は、女性だけしか扱うことしかできない機械IS<インフィニット・ストラトス>を使用してしまい、周囲を驚かせてしまう。
特別措置として一夏が入学させられたのは、IS養成の学校だった。しかし、そこにいるのは教師も生徒も女性ばかり。
男は一夏一人だけである。
要するに、ハーレムロボット小説です。あとはお決まりの幼馴染、お嬢様、ツンデレ、僕っ娘など次々と登場して一夏と関わってはほれていくという主人公に殺意がわくストーリーです。
しかし、この作品には思い出があります。私がこの作品を知ったのは大学四年の時だったのですが、当時の私は卒業論文で悩んでいたのです。だってネタが出てこないのだもん。
ですが、そんな時に知ったのが『IS<インフィニット・ストラトス>』でした。最初はアニメで見たのですが、すぐに虜になりました。
「なんだこのアニメ!おもしれ~~~!」
「みんな女の子はかわいいし。特にシャルロットは最高だ!」
「なんか卒業論文もやる気が出てきたぜ!」
確かにアニメを見た途端、パワーがみなぎった。卒論なんて怖くないぜ!
かかって来い!
というわけで卒業論文の半分を一気に書きました。それを教授に見せたのですが、教授はびっくり。
「奥田君、凄い出来だね。どうしたの?なんかあったの?」
別の教授も、
「いいね。これだけ出来ていれば十分だよ。このまま最後まで進めていきなさい」
と言われました。
大学の友人からも、
「なんかコツでもあるの?」
と尋ねられたので真実を話しました。
すると衝撃の言葉が返ってきました。
「お前、馬鹿だろう」
いや、馬鹿じゃねえよ。っていうか、あれが無かったら、本当に卒論を切り抜けてなかったよ。
今でも感謝しているよ。
とにかく私の卒論にまつわる思い出深い話だった。
注:①『IS<インフィニット・ストラトス>』はMF文庫から①~⑦まで発売されていたが、ある日突然絶版になった。理由は今も不明。
②しかし、今年オーバーラップ文庫という所から再販されることが決定した。8巻は4月25日に発売予定。
と、言うのが有名な話です
実際にTwitter等でも〆切間近に旅行に出ているのがわかるツイートもあります
素晴らしい作家さんだったので絶筆の時は驚きました
新しいのは読もうか迷います