完結出来た記念として、少しこぼれ話を。
今回はキャラクターについてです。あまりネタバレにならない程度に。


・ラームニードについて

どうしたら呪いをかけられるような人間になるかな、という所から考えたキャラです。

呪いをかけられるという事は何かをしでかすような人なんだろうけど、物語の主人公なら、あまり憎まれる人は読者には受け入れてもらえない。
どこかに可愛げを作らねば。
そして、全裸にされてもコメディの範疇で済むのなら、きっと根は悪い人じゃないんだろう。なら、過去に何かがあったのかもしれない。

そんな感じで作られていきました。
呪いの発動条件の都合上、どうしても口が悪くなる必要があるので、読んでくださる方々があまり不快にならないように、一番台詞に気を使った人でもあります。

あと、それと同時に、気を使ったのが名前です。理由は全裸だから。
……いや、だって、もしもですよ。
もしも、実在する名前を検索した時に、万が一にでも『全裸』って出て来てしまったら、なんか凄く申し訳ないなと思って……。



・リューイリーゼについて

ラームニードの相手役として作りました。

全裸に屈しない、幻滅しないような、むしろ恋に落ちてくれるような女性。
つまりは細かい事は気にしない、呪いを面白いと楽しんでくれそうな人です。

初期はニコリとも笑わないとても真面目な人を想定していたのですが、ラームニードの性格から考えると、興味を持つのは『おもしれー女』かなと思い、斜め上を突っ走る思い切りの良い人になりました。




・二人について

二人が真面目に変な事を言っているやり取りは書いていて楽しかったのですが、二人をくっつけるまでの過程についてが話の中で一番頭を悩ませた部分だったと思います。

どちらもお互いしか見えていないので、動き始めたら超特急でくっつく二人です。
どのタイミングで自覚させるのか、そして行動に移させるのかで悩みに悩んだ結果、「やっぱり王道で行こう！」とああいう感じになりました。
……半裸状態ですが、王道なんでしょうかね。急に不安になってきました。


興味が湧いた！という方はこちらのリンクからどうぞ。
この二人がうだもだするラブコメです。

『呪いで服がハジけ飛ぶ王様の話』


それでは、また。

暑いので、皆様水分と塩分は忘れないようにして下さいね。
私も熱中症には気を付けようと思います。