2025年03月11日 (火) 10:01
616話で終わりを迎えた『ダークエルフと暮らす異世界間違い転生』ですが、未だに魔女っ子アメリと同じくらいのアクセス数を稼ぐ程に、皆様に愛されています。
登場人物が数多いる中で、
「いやぁ、もうちょっと広げるべきだったかなぁ」
と思い当たる節も結構あります。
細かいところまで練ったのは大きく3つ。
たとえばララアリス絡みです。
ララアリスとルキウスにも子供が産まれるエピソードが欲しかったかなと、今になって考えます。
双子であるララルージュは旦那のテーゼウスやロロも含め、かなり書きやすいキャラクターで、執筆の手が止まりそうなときに登用されがちな便利キャラクターでした。
反面、ララルージュのように跳ねっ返りじゃないララアリスは話を広げにくかったという反省点がありました。
子供ができれば、良いお母さんになりそうだなと思いつつ、そこまで広げる余力がなかったと言いますか……
二つ目の結局使わなかったネタで、クラウスの妻で人族のラシェルネタです。
人族の踊り子だった彼女を敢えてクラウス妻の中に入れたのは、彼女の踊りの才能を活かして、それをリーフィに伝授するというエピソードをキープしておくためでした。
困ったときのためにとずっと寝かせておいたのですが、結局寝かせたまま完結しちゃったというね……
三つ目はサーラ・アルバン・聖フィルデスの三人組による古代の遺物回収もいくつかネタがありました。
用意自体はしていたのですが、そのネタを登場させるには、アルバンが天界で色々お勉強をしないといけない訳で……そこまで話の時系列がたどり着けずにお蔵入り。
クラウスも妻の管理が大変だなと思って、かなり暖めていたエピソードでした。
そこにララグレースとミッシェルという要素がうまいことハマり、どうにか登場させられたという感じでした。
そんな感じなので正直、イサベラーネをクラウスの妻にするエピソードは完全に行き当たりばったりの勢いで書いたエピソードでした。