2023年10月16日 (月) 11:56
お読み頂きありがとうございます。豆知識を頂いたので皆様とも共有できたらとしたいと筆を取りました。
仕組まれた婚約破棄〜当て馬令嬢だった私が愛したもの〜
上記作品においてエリルの言葉にある『確信犯』という言葉は誤用では?とご報告頂いたことがあります。
「確信犯」という言葉は
①「政治的・宗教的等の信念に基づいて正しいと信じてなされる行為・犯罪又はその行為を行う人」
が正しい意味で7割くらいの人が思い込んでいると言われる(平成27年度「国語に関する世論調査」文部科学省)
②「悪いことであると分かっていながらなされる行為・犯罪又はその行為を行う人」
では無いというご指摘かと思われます。
ありがとうございます。私は7割の方で勉強になりました。
ですが「なろう小説」ではパッと読んで分かる物語を目指して書いてます。
・確信犯という言葉に②の意味で理解する人は少なくないこと。
(平成27年度「国語に関する世論調査」文部科学省では69.4%でした)
・オリバーの性格をエリルは①の意味で見ていること(ここが作者的には一番大きなポイント)。
・用法的に正しい「故意犯」にすると言葉のパワーが足りず、かと言ってだらだら説明すると分かりやすさが半減する気がすること。
さらに『最新 用字用語ブック 第8版』(時事通信社 2023)には「宗教的・政治犯的確信のもとに行ったことが犯罪になることが本来の意味だが、悪いことと分かっていながらなされた犯罪や行為、また、その行為をした人のこともいうようになった」(p491より引用)
とあり、今回はこのままの表現に据え置くことにしました。言葉は生きモノとはいえ、作者のワガママです。
今回、本当に勉強になりました。これもたくさんの方に読んで頂けたおかげです。本当に皆様ありがとうございます!
いつかメタ的な誤用小説とか書けるくらい勉強します!本当にありがとうございました!