プロットについて
2023年11月18日 (土) 06:24
 小説を書くのにプロットは必須でしょうか?もしかしたら、人によるかもしれません。私は小説を書く前に小説の書き方を勉強しましたが、その教科書ではプロットを書くようにとのことだったので、そうしています。

 小説の設計図みたいなものですね。「こうこう、カクカクシガジカ、マルマルウシウシと進めたらストーリーが終わるな」とわかっていると、安心して書くことができます。

 もちろん、アドリブというか、エピソードを追加したり、順番を変えることはよくあります。それでも、節目節目での状況(AがBになった)をプロットに合わせていく感じですね。書いて不利になるものではないので、みんな書いたらいいんじゃないかなぁ?と私は思います。

 というわけで、もしかしたら誰かの参考になるかもしれないので『天罰必中暗闇姉妹』のプロットを公開します。範囲は『恋心編』です。登場人物が多くなったため、それなりにプロットの量も多くなりましたが、それでも2000文字くらいです。当たり前ですが、『恋心編』のネタバレを含みますので注意してください。本編をすでに読まれた方なら違いを楽しめるかも?

↓それでは以下原文ママ↓

被害者三名、殺害シーン。マンティスが刀で切り刻んだ後回復魔法で死体を治す。舎弟頭だけはユウジロウの指示でそのまま見せしめにされる。

氷川、城南署のオフィス。特別捜査課に配属される。氷川の他に城西署の中村と田中が来る予定だがまだいない。漫画の入ったダンボールを一旦中村のデスクに置いて、自分の机を掃除する。

その後通報を受け氷川出動。そこで自転車でふらふらとジュウタロウがやってくる。もはや歩けばいいのに。死んだ三人は暴力団白金組の関係者。氷川は野次馬の中に黒いローブの女性(音無リツ)を見る。ジュウタロウと話しているうちに消える。聞き込みをしようとするジュウタロウを先に帰らせ、氷川は自分で聞き込みに動く。

黒いローブの女性は見つからなかった。
署に帰った氷川は中村に勝手に漫画(同人誌)を見られて絶叫する。カップリング論争をするが、なんとか落ち着く。同時に田中警部補が来る予定だったが、寝込んでいる。ジュウタロウがその時の様子を回想する。妹の話もする。

リツが、子どもの頃家族を殺され、その時に京木ユウジロウに助けられた事を夢で回想する。外出したリツが、白金組の構成員に魔法少女だと疑われて襲われる。そこへジュウタロウが現れ、彼女をかばって撃たれる。氷川が現れてその構成員を逮捕。ジュウタロウは防弾チョッキを田中に着るように言われていたため、命はとりとめるが大ダメージを負う。

ジュウタロウ入院。氷川が説教している時サナエがお見舞いに現れる。氷川退室。そこにリツも現れる。サナエが勝手に恋の予感をする。リツが帰ると、少しジュウタロウの体の具合が良くなる。

オトハが一条と再開する。別れた後に白金組の渡辺シンゾウに話しかけられる。オトハの実家である。自分には関係ないと拒絶する。

その後リツは毎日お見舞いに来るようになる。ジュウタロウが、医者が回復の早さに驚いているともらす。ジュウタロウが捜査中の事件は、自分がやった殺人だとリツが知る。

カマキリを見ながら会話。リツは自分とカマキリを重ねる。

オトハが休日にキヨシと偶然会う。そこで林マオとも会う。三人で遊ぶことになり、オトハはマオの過去を知る。キヨシに対する恋を諦める。

オトハがツグミにうざがらみする。ジュンコが、オトハの父親から天罰代行依頼があったことを話す。白金ソウタロウ曰く、組の中でも暴発してカタギに迷惑がかかりそうなので、そちらで始末してほしいとのこと。オトハはしぶる。

リツはその後も退院したジュウタロウと交流を重ねる。その過程でサナエとも仲良くなる。

ユウジロウはマオが過去に風俗店で働いていたことを理由に彼女を脅し、自分の店で働かせようとするが、拒否。駆けつけたキヨシともども彼らを殺害する。

駆けつけたオトハがマンティスと会う。そこへ他のメンバーも集合。マンティスと戦うが、負ける。
対策を考えている中、ツグミが育ての親に会いに行くことを話す。

マンティスと戦闘後。
ツグミは夜中にポテトチップスを食べた事を口実にしてランニングへ。おばさんと呼ばれる殺し屋であり、自分の育ての親でもある女性と会う。マンティスの情報を聞く。

ユウジロウが仲間に、リツの家族を殺したのは自分で、駆けつけた白金組の構成員を殺した自分を、命の恩人だと勘違いしていることを明かす。リツを呼び出して服を脱がせる。リツを抱かない理由は不具合があるからではなく、内面が子どもだから。

リツはジュウタロウとデートを繰り返す。サナエとリツがお互いの正体を知る。ユウジロウがジュウタロウの殺害をリツに命令する。

女の顔を知ったリツを京木が抱こうとするが拒絶。必ずジュウタロウを殺すと宣言して出ていく。
ジュウタロウに合う。渡したいものがあるので待っていてほしいと頼む。サナエからの果たし状を見て移動。

ツグミは京木の風俗店で、彼の仲間三人を殺害。

サナエはリツを斬る。手かげんだとわかったサナエは彼女を背負って走るが途中で死亡する。駆けつけたグレンが、リツが笑っている事を指摘する。

京木の乗ったタクシーの運転手が皮肉を言う。怒った彼は名刺を要求する。ジュンコは『天罰代行暗闇姉妹』と書かれた名刺を渡してタクシーから降りる。
オーシャンが京木を襲撃。逃げる京木は声をかけてきたオトハを人質にとるが、オトハに始末される。

待ちぼうけのジュウタロウを氷川が迎えに行く。

田中がやっと特別捜査課に来る。ジュウタロウはその後聞き込みに出る。リツに変身したサナエと会う。別れの言葉を告げる。
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