2024年05月20日 (月) 20:00
※この記事では「王鳥と代行人の初代お妃さま 愛の形4」までのネタバレを含みます。閲覧の際はご注意ください。
男爵令嬢に帝王学を仕込んで側妃として送り出そうとした先生が優しいわけがない、という解答編でした。
第二部でソフィアリアがフィーギス殿下に真相を語っている時に、先生達に対して少々違和感というか、何かモヤモヤしたものを感じてくれたらいいなと思ってあの話を書いていましたが、いかがだったでしょうか?
念の為言っておきますが、先生達の感じていたソフィアリアの違和感の正体は、第二部で王鳥が話していた好意を信仰に、悪意を跳ね除ける防壁を張っていたというあれのせいです。つまりプロディージの感じていた気味悪さを、先生達も感じていたんだよという話に過ぎないので、ソフィアリア自体が嫌いな訳ではありません。
王鳥が余計な事をせず、好かれる人には好かれ、嫌われるべき人に嫌われてさえいれば、恐怖を感じる事もなく、優秀な教え子だと好かれていたはずなのですが…。
捨て駒云々については、完全なでっちあげです。そもそもフィーギス殿下に好かれるように教育を施していたので、王城に向かわせてもフィーギス殿下なら護りきるだろうという信頼があったので、そう簡単に死なせないだろうと思っていました。
まあどのみちソフィアリアは立場を重々理解している子なので、王太子や王太子妃の盾になる事なんて、教えなくても勝手にやるだろうとは思っていたかもしれませんが。そのソフィアリアの性質を、自分達のせいだと責任を被ろうとしただけです。
ですが、フィーギス殿下がマヤリス王女と出会った事で計画はなかった事になり、ソフィアリアが言っていた通り罪悪感だけが残ってしまいまして、罰の代わりにフィーギス殿下達とは二度と会わないつもりでしたというお話でした。
まあ、当然ソフィアリアが理由でそんな事になっているのをソフィアリアが許すはずもなく、こうして押しかけて無理矢理縁を繋いだんですけどね。
会ってしまったのなら計画を懺悔して、せめて嫌われようと思っていたのに、やっぱりソフィアリアがフォローしてしまったので、それも叶うはずもなく…。このあたりの事が、1の足枷云々というやつです。
座敷に残ったフィーギス殿下達の反応は、また今度。とりあえずプロディージとオーリムの悪感情は取り除けたんじゃないかなと。
反抗期のボーイであるプロディージがようやく親…というか姉離れをし始め、完璧な保護者ではなく一人の人間でしかないと俯瞰出来るようになり、反抗期時代の黒歴史が容赦なくプロディージを襲っています。
まあ、思春期なんてそんなものでしょう。むしろ16歳で反抗期脱却しようとしているので、ちょっと目覚めが早かったなと思うのですが、どうですかね?
反抗期のボーイは反抗期を脱却出来そうなのに、思春期のボーイであるオーリムは思春期を脱却出来るのか⁉︎
なんか露天風呂でやらかしてますが、ほんと彼は何してるんでしょうね?
先生達の話の傍で、ラトゥスはフィーギス殿下にわざと負けてる疑惑や、王鳥の人の姿での実力のお披露目がされております。
ラトゥスの疑惑の答えについては、だいぶ先になります。ちょいちょい謎をばら撒いてますが、それを意味するものとは⁉︎現時点でわかる人はいるかな〜?という感じです。
王鳥最強伝説は仕方ない。だって彼は神様だから(久々)