2024年06月01日 (土) 18:58
※この記事では「王鳥と代行人の初代お妃さま 運命の出会い6」までのネタバレを含みます。閲覧の際はご注意ください。
この回から第三部後半戦に突入です。ばら撒きまくった伏線を回収しながら、ピリピリと進行していきます。
ここに来て、わりと重要人物が3人も登場です。
レイザール殿下の側近で次期宰相のマーニュ(と紹介されてますが、こちらは家名で名前はマグヌです)。
ミウムの代わりかのように現れたヒドイン系のルルス。
そしてオーリムの……?な薄幸少女リスティス。
合わせてコンバラリヤ王国の王太子レイザール殿下の登場頻度も急増しますので、もうしばらくソフィアリア達の学園生活、胃がキリキリ編にお付き合いください。
Xでもポストしましたが、音楽の授業を書くにあたって、古楽器というかバロック音楽というか、とりあえず中近世あたりの楽器を調べたり聴いたりしていました。
調べる前のソフィアリアの得意楽器はピアノだったのですが、ピアノがわりと近代的な楽器だと初めて知ったのと、似たような楽器であるチェンバロの音色が単純に気に入ったので、そちらに変更しました。
音色もそうですが、天板部分に絵が描いてあったり優美な楽器ですので、気になりましたら一度調べてみてくださいませ。もう少し自分が若く金持ちで音楽の才能があったら、習いたかったな〜と思うくらい素敵な楽器です。
マヤリス王女の得意楽器をハープにしようと思ったのですが、あれは弾いているうちに手の皮が硬くなるらしく、ちょっと王女としてそれはまずいかなと思ったので、メルローゼと同じフルートに変更です。プロディージはそのままバイオリン、フィーギス殿下とラトゥスが破壊音を鳴らすのは、第二部でもチラッと出ていましたので、そのまま流用してきました。
音楽の時間にソノン侯爵令嬢、ダンスの授業中にはイリーチア伯爵令嬢なる2人も登場し、ルルスの暴論によって、ビドゥア聖島うっすら馬鹿にされてる説が顕になりました。
これはオーリムの言った通り国としては小国、それも鎖国気味なので仕方のない評価であり、また自国の人間の多くがこの事を知りません。だからソフィアリア達が来てから、こうやってトラブル続きなのです。
まあ小国ではありますが、大鳥が護ってくれているおかげで侵略の心配はありませんが。逆に言えば、大鳥がいなければ簡単に攻め滅ぼさせる程度の国という事でもあります。
フィーギス殿下が大鳥を絶対と重視しているのは、この為なんですよね。とはいえビドゥア聖島では大鳥贔屓と言われていそうではありますが。このあたりの話は、今後別の部で語られるかと思います。
あえて触れませんでしたが、オーリムの心変わり疑惑はどうなるのか…⁉︎
メタ的な発言になりますが、婚約者が新たな出会いで心変わりをする展開、昨今ではあるあるだよねなノリで取り入れてます。
このように、第三部はテンプレてんこ盛りでお送りしております。さて、どこに着地するのやら。