2015年05月27日 (水) 11:14
もう情報が表に出ているのでご存じの方も多いと思いますが、『シャルパンティエの雑貨屋さん 3』の発売予定が、アリアンローズさまの公式HPにて掲載されました。
異世界で女の子が活躍する、女性のためのファンタジーノベル・レーベル アリアンローズ
中身の方はまだ内緒ですが、3巻ももちろん、前巻までに引き続きまして大幅に加筆しております。
お楽しみに!
……そして、大変お待たせいたしました!
その発売に合わせ、小説家になろう様にて、続編となる部分の投稿を開始したいと思います!!
えー。
以下、少し時系列が前後いたしますが、恒例の言い訳やご説明など……。
これまでも、とてもありがたいことに、皆様から頂戴するご感想にもシャルパンティエの続きを希望しますというご意見が多かったのは私も重々承知しておりましたのですが、お返事その物を出来かねていました。
当然ですが、書籍化作業には担当編集様との打ち合わせがあり、ここはそのまま、ここは説明不足、ここは変化つけましょう、全体を通して○○を……などと、場合によってはストーリーの大幅変更なども起きる可能性があります。
これらを考慮せずに続きを書いてしまうと、webと書籍での内容の違いを楽しんでいただくどころか、乖離が過ぎて読み手さんだけでなく作者も混乱しそうです。
ただ、作品の取り下げはしなくていいですよと一番最初にお伺いしていたので、ではこちらはweb版としてそのままにしておこう、でも折角なので小話集という形式で世界観や人物を補強しつつ、なおかつメインのストーリーを「進行せず」にいれば書籍にも現web版にも問題ないかな……と、私は思っていました。
またそれらとは別に、以前、活動報告に書かせて戴いた『あとがきのようなもの』では(あれを書いていた時点では、第一回アリアンローズ新人賞も最終選考中で、まだ受賞の連絡を頂戴していませんでした)触れませんでしたが、私は公募作品は長編小説の第一巻と同じじゃないのかなあ、とも捉えていました。
かなり後になって、「あ、字数制限なしって、文量が数巻分でも評価対象にしますのでどちらでもいいですよってことか! じゃあじゃあ、一巻分の起承転結にこだわらなくても良かったんじゃ……」と気付きましたが……。
そのあたりも含め、万が一、各賞のどれかを受賞できた上で出版に至り、その後の評価も一定レベルを維持できるようであれば、続きを出してもいいよと出版社様の方から誘って貰えるんじゃないかなあ、じゃあちょっと真面目に続きのプロットぐらいは書いておこうかな、と都合良く考えていました。
本編ラスト、挿話を入れて新キャラのフリーデンを出したのも、その布石です。
皮算用、ここに極まれり。
幸いにして、人生最大級の幸運が舞い降りていたのか、その後受賞のご連絡を頂戴したのですが、実際には初回の顔合わせの時、『現在のところ、三分冊を考えているのですが……』と、想定外のスーパーびっくりなご提案を戴き、現在に至っております。
もちろんその時は、本気でぽかーんとしました。今でこそ笑い話に出来ますが、たぶん、いい年した大人が商談の最中、相手に晒していい表情じゃなかったと思います。
もちろん、方向性も決まったし、じゃあすぐに続きを……とは行きません。
内容もある程度確定していないと、後々大きな矛盾が生まれてしまいます。
しかしながら先月、ご存じの方も多いと思いますが、小説家になろう様の規約のうち、書籍化作品に関係する掲載条件が改訂されました(http://syosetu.com/site/syoseki/)。
本作にどのような影響があるかと申しますと、『作品の冒頭部分のみを掲載し「続きは書籍で」といった形』という部分に抵触することになってしまいます。
もしも現状のまま3巻が発売された場合、書籍版が本編を追い越してしまうわけで、小話集で補うには内容が本編にがっつりと食い込んでいるので中身が浮きそうだし、どうしたらいいかなと迷っておりました。
これを受けて担当編集様にご相談申し上げたところ、続編部分を掲載してもよいというご許可が戴けることになりました……というのが、現在の状況です。
そのようなわけで、更なる後付……と申しましょうか、完結させてから受賞、そして本編続行が決まりましたので致し方ない部分もありますが、新作部分を投稿出来ることになりました。
web版は現在の投稿本文に若干の修正を加えて続編部分との矛盾解消を行う予定ですが、まだ実作業に手を着けたばかりで、出来がった部分から新作も投稿していきますので、今後ともどうかよろしくお願いいたします。
ではまた!
なんとか頑張っていきたいと思います。
>鳳飛鳥 さま
webの方も再開に至りました。
>catton さま
後でもう一度調べたら改正ではなく別項目の追記だったようですが、対応できてよかったです。
>貫太郎 さま
申し訳ないですが、気が向いたらまた書きたいと思います。
>Q7/喜友名トト さま
出版は自分一人で決められることではないだけに、心からそう思います。
とてもありがたいことです。
>くろ さま
無理せずマイペースでいきたいですね。
>まさむね さま
発売まであとひと月、楽しみにしていただけると嬉しいです。
>けんぼう さま
どちらも楽しんでいただけると幸いです。