2017年03月03日 (金) 01:54
以下、『ツンデルお嬢様(転生)は死にたくない』のプロットです
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没落令嬢物
×仮題 「断罪ざまぁされて、やっとこさ悪役令嬢から解放されました」
ツンデル令嬢に転生しました
転生しましたがツンデル令嬢は勘弁して下さい
ツンデル令嬢
ツンデルお嬢様は死にたくない
ツンデルお嬢様(転生)死にたくない
は幸せになりたい
○ツンデルお嬢様(転生)は死にたくない
プロローグ)ゲーム本編
「真実の愛~光と闇のコンチェルト」
ゲームヒロイン
商家の娘 デフォルトネーム アンナ
健気な少女、予言の器
基本
光ルート 聖女の魂の受け皿
闇ルート 邪神復活の生け贄
光と闇のポイント比率、恋愛進行度でエンドが変わる
いわゆるオーソドックスな作り
第一王子 アルトリート
光ルート 国王陛下、聖女娶って国は繁栄
悪役令嬢の末路 平民に落とされる、収監の後行方不明
闇ルート
悪役令嬢の末路 父公爵が外道に堕ちた王(第一王子)に翻意して叛乱を企図、邪教に援助、内戦の末一族郎党は戦死、自殺、処刑etc
第二王子 ベルンフリート
光ルート 逆転で王太子、聖女娶って国は繁栄
悪役令嬢の末路 断罪されたことがきっかけで司法院に父の「部下」の悪事バレ、連座で公爵家断絶、家族は処刑
闇ルート 悪落ち第一王子に対抗、ヒロインを生け贄にして愛を知らぬ狂王となる
悪役令嬢の末路 父公爵が外道に堕ちた王(第二王子)に翻意して叛乱を企図、第一王子に援助、内戦の末一族郎党は戦死、自殺、処刑
騎士団長の息子 コルネリウス
光ルート 陛下の剣として繁栄に貢献
悪役令嬢の末路 断罪されたことがきっかけで家宅捜索、司法院に「父公爵の悪事の証拠あり」と断罪されて一族郎党処刑(冤罪)
闇ルート 邪神の生け贄になる直前、祭壇にてアンナ殺害、返す刃で自刃
悪役令嬢の末路 国内混乱、第一王子派の先鋒として屋敷を急襲され皆殺し、王国は内戦に
表向きは聖者の子孫にして邪教の司祭 デュオニュース
光ルート 「君を生け贄には出来ない」とヒロイン連れて逃亡、山奥の村で幸せに暮らす
悪役令嬢の末路 王妃になるも、権力争いに巻き込まれ毒殺
闇ルート 生け贄こそ崇高な使命、至誠の愛とヒロインを捧げる
悪役令嬢の末路 国ごと滅ぶ
ノーマルエンド
光ルート 聖女の再来として人々に慕われる、独身だが充実した一生
悪役令嬢の末路 聖女をいじめた肩身の狭い王妃、狂って幽閉
闇ルート 邪神の生け贄、誰も助けに来ない
悪役令嬢の末路 王妃、
ゲーム本編での悪役令嬢の立ち位置
・主人公のお邪魔キャラ
・派閥強化の為、第一王子or第二王子と婚約(プレイ状況によって変化)
ツンデレに引っかけて詰んでるお嬢様
1)断罪直後
本編ヒロイン
×ラインヒルデ・エミーリア・フォン・シュテルンベルク
○ラインヒルデ・エミーリア・フォン・ヴィッテルスバッハ
王子の婚約者、シュテルンベルク公爵令嬢、18歳
ゲ-ム時
目元のきつい悪役令嬢ポジション、実はただの真面目で融通の利かない子
誤解されやすい
物語本編
傍観系一般人から奮起、死にたくない一身で令嬢を演じる
学院の三年時、冬の舞踏会で事件発生
「君は私の婚約者として相応しくない。婚約破棄だ!」
「殿下!?」
「君は僕のシャルロットを殺そうとしたが、僕は優しいからね、処刑まではしないよ」
「そんな、証拠は!?」
「証言者が3人もいるんだ、言い逃れは出来まい」
逆ざまあ(冤罪)
王子、男爵令嬢と婚約するために派閥と結んで画策
正ヒロインは乙女ゲーのつもりで相手役を適度にあしらいつつ王妃ルート目指して王子を篭絡
王子、本編ヒロインを貶めるために貴族籍剥奪、強制退学を命じる
本編ヒロイン、平民として一般の刑房に収監
※唯一確実に処刑じゃないEND
これ目指して中の人は頑張ってた
夢のお告げと、父公爵、母婦人を説得
(父公爵には説明済み、悪い部下などは既に放逐済み、悪事も遠ざけている)
まさかとは思いつつも見守る父
実際に起きて激怒、この間、反証探しと交渉に奔走
(収監までは手を出さぬよう、娘に懇願されていた)
→状況が本来のルートと変化があれば、ヒロインのパラメータをコントロールしにくいので
同じ刑房に、転移してきて状況も分からないまま不審者として収監された全裸のおっさん
ヒロシ(仮)
※ドイツ人名に近い音の響きがあれば変更
友田→トーマ
おっさんとの同室は、言外に犯されてしまえという第一王子派の陰謀
見かけは日本人っぽいが、言葉通じず
無論、全裸
夏とのことで毛布すらないので、隠せない
「貴方、お名前は?」
「――!? ――、――」
「……どこの言葉かしら? ごめんなさい、わからないわ」
「……、――」
身振り手振り、とりあえず害はなさそう
トイレは房内共用、オープンなスタイルで恥も何もない状況
一応、寝たふりをする程度にはお互い気を使うが……肥え壷のおまるではほぼ無意味
ボディランゲージで、辛うじてトイレ、水、食事の優先程度は意思疎通出来ている
紳士でよかったと、お嬢様安堵する
繰り返すが、おっさんは全裸である
一週間後、羞恥心も擦り切れた頃に父公爵が冤罪を押さえ込んで迎えに来る
同行の魔法使いがおっさんの正体を異世界人と看破、ヒロインの助言もあって、うやむやのうちに身元を引き受け連れ帰る
→精霊の加護が感じられない、異質な存在
親の胎内にいる頃から何がしかの魔法的影響を受けるのにそれがない
公爵邸に帰宅翌日、おっさんに翻訳魔法を封じた特製の魔法薬を飲ませる
「きゃあああああああ!?」
「おい、治癒術師を呼べ!!」
血涙を流し、鼻血を流し、白目を剥き、口から泡を吹き……糞尿を垂れ流して痙攣するおっさん
→魔法抵抗も何もない状態で中級魔法薬を飲まされておっさんの体が超絶に過剰反応
幸い、治癒も過剰反応
体を最適化(メタボ解消、癌細胞排除、血液・老廃物・肺清掃などなど)、実質若返りをする
但し白髪が加速、グレーの頭髪に
「俺、い、生きてた……」
「貴方、言葉が!?」
「!?」
誤解を解いてしばらく、茶杯に映る自分を見て愕然とするおっさん
「え、やっぱり日本人?」
「言葉がなんで通じなかったんだろう?」
「精霊による加護がなかったからでは……」
「単純な音でさえも?」
「でしょうな」
言葉には音の他に魂の波動がなければ、通じない
「へ!? 若返っとる……」
「貴方、本当はお幾つなの?」
「45歳だが」
「お父様より年上!?」
見かけ、20代後半から30代、引き締まった体に割とヒロイン好みの顔立ち
「ふ、ふーん……。10歳ぐらいの差かと思っていましたのに」
「え、お嬢様って18!? 落ち着いた仕草からもっと年上かと思ってた……。ごめんな、辛かっただろう」
「……いえ、それはお互い様です」
なんとなく、恋心の予感
2)巻き返し
とりあえず、居候させてもらうおっさん
「魔法かあ。おお、俺にも使える!!」
魔法薬の副作用か、初級の魔法が使えるようになっていたおっさん
おまけに「翻訳魔法を封じた特製の魔法薬」が効きすぎたのか、現代語外国語古代語各種読み放題で周囲を驚かせるおっさん
二度目はない
・既に薬に反応して効き目が通常なっている
・流石に加護がないのはまずいと、お参りに行った(ヒロインと同じく、愛の精霊)
「あ、これ仕事になるかな?」
「ええ、考えうる限り最高です、ヒロシ!」
公爵家お抱えの翻訳師として仕事を得るヒロシ
魔力を消費するので限度はあるが(日産に数千字、羊皮紙換算で数枚程度)、古文書だけでなく、意図のある暗号まで解読してしまうおっさんに公爵絶句
「内密にな」
「ええ、まあ。仰る意味は分かります。……というより、今はこのお屋敷から出ないほうが、私も安全でしょう」
「うむ、恩に着る」
第一王子の派閥を抜けた父公爵、第二王子派に鞍替え
公爵、鞍替えと同時にヒロシに翻訳させた暗号などを第二王子に奏上
地歩固めと同時に旗色を明らかにする
「当たり前だ! 誰があの阿呆に味方するものか! 後ろ盾になるわけがなかろう!」
「ですわよねえ……」
「そんなことも分からぬやつであったとは……」
王子、公爵家の一門衆が鞍替えしたことで王太子への座が若干揺らぐ
「へえ、そんな理由でお嬢様は刑務所に……」
「お陰でヒロシに出会えたから、そこまで損じゃなかったわ」
「うむ、まったくだ」
さあ、反撃だ
お嬢様の行く末
交渉と絡め手と証拠(ヒロインは別の場所で教師と会話していた)を突きつけ、裏取引の末に公式な無罪は勝ち取ったが、取引の結果、平民のまま
状況の整理
第一王子派5→4
外務卿、騎士団長、司法院長、現正妃の実家、貴族院長(父公爵)→鞍替え
ラインヒルデの一件だけでなく、次期国王としての資質に疑問あり
第二王子派3→4
軍務卿、側室の実家、第一王女、貴族院長(父公爵)
聡明ながら妾腹
中立(表向き)2
国王&第三王子、宰相派(王国派)
実力と行く末を見極めている、と同時に、外国からの圧力に外交で攻勢中でもある
攻勢の仕上げに退位、新王の即位を狙っていた
※代替わりでこちらの意図を読めなくする
※国に対しての景気づけ、一致団結
均衡が取れたことにより国王決断
第一王子と第二王子で試しの儀式
第二王子が(順当に)勝って一件落着
第一王子は臣籍降下、実権剥奪の上王兄大公、聖職に封じられる
ヒロインとりあえず本領に帰還、別邸の管理人夫婦に偽装して暮らし始める
山荘の一つを貰う
「お父様、私、ヒロシとなら……」
「ううむ……」
「あら、いいじゃありませんか。本家はxx(長男、ヒロインの弟)が継ぐでしょ。ヒロシに男爵の位でも与えて、家を立てさせてやればいいではありませんか」
「おいおい」
「あら素敵。お父様、だめですか?」
「え、お嫁さん?」
「いや、かな?」
「いや、嬉しいけど……いいの? 俺、本当にただのサラリーマンで、45まで独身で、その上オタクで……」
「あら素敵。xxさんって言っても、わかる?」
「あ、ああ。△△の声優さん、だよね?」
「いっぱい、お話しましょう!」
結婚END
重曹 フライパンで加熱 ソーダ灰
硬水を軟水に
お茶美味しい……とは限らない
タンニンがよく出る→好みで異なる
Friedenbote 平和の使者
聖女を階段から突き落としたという無実の罪で投獄された元公爵令嬢、ラインヒルデ。
だが彼女は投獄という末路を勝ち取るために十年もの間、頑張ったのだ。
ツンデルお嬢様(転生)は死にたくない
あらすじ
『ラインヒルデ・エミーリア・フォン・ヴィッテルスバッハ、貴女は自分の犯した罪について、どう思っているのか?』
『殿下、わたくしはその方に、何もしておりません』
毒殺に丸焼き、一家揃って仲良く処刑、邪神に頭から食われるなど、ラインヒルデは『ツンデルお嬢様』としてこっちの界隈では有名な、恋愛ゲームのキャラクターだ。ツンデレ、ではない。ツンデル、である。そんな彼女に生まれ変わった私は、どうにかして生き残ろうと、準備万端調えた上で、婚約破棄付きの断罪のち投獄後行方不明という、一番希望がもてそうな末路に自分から突っ込んでいったんだけど……。
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大抵は本編書きながら物語を組むので、作者にしか分からないデータの羅列と言いましょうか、いつもこんな感じです。
当初は全然違うお話……? の予定でした。
某所でさらさらしたので、ご参考までに。