2013年05月13日 (月) 15:54
坂木司さんの「切れない糸」を読みました。
この本を読んで、一番の感想は、「そう、これ、これだよ!」でした。笑
あとがきでも物話の中でも触れられていたのですが、謎を解決して終わるのではなく、キャラクターのその後まで気にしていること。
それがとても良かったです。
ミステリーに限らず思うのですが、お話が終わっても、その物語の人物たちは生き続けているはずです。
僕はそれを読みたい。ある程度の結末は必要だけれど、その後、彼らはどうなっていくのか。それが知りたい。
書きたいと思う形が、はっきりしたような気がしました。
小説としてでも、その世界に生まれた彼らの人生。その一部だけをピックアップするのではなく、その後も想像できるようなお話が書きたいです。