2022年05月28日 (土) 15:35
カクヨムさんに投稿した7-1章に合わせた感想メモになります。
設定ミスや誤字も多いですが、メモということでどうか許してください。
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ここのエミリーは、フェーデルトの仕込みが原因の反応ですね。
最終的にはティアラの仕込みでもあるのですが。
ここの裏側で、ティアラはラグネ相手にも色々仕込んでいます(ライナーのときと似たような訓練と思考誘導ですね)。
そのラグネとティアラの交流を当時そこそこ書き溜めていたはずなのですが、紛失したっぽいのが悔やまれます。
ここで世界ちゃんと陽滝(にあたる存在X)の悪口を吹き込まれたせいで、7-3章でちょっと強めに罵ってますね。
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ルカ・ヘルヴィルシャンは設定ほぼなしです。
ただ優秀な兄ハインを妬み、恨んでいるのは間違いないですね。憧れの存在でありながら、好き勝手されて死んでしまいましたので、当然です。
そのハインに贔屓されてたライナーも妬み、恨んでいて――ただ、どこかその二人の生き方に憧れてもいる。よくいる取り残され系次男キャラってやつです。
ここのお義父さんも特に設定なしですが……歴代ヘルヴィルシャイン当主さんたちという括りにすると、ティアラによってかなり人生をコントロールされている人物になります。
ライナーを引き取ったのもその一環でした。
ライナーに塩対応だったのは「またうちのが思ってたのと違う成長してる! 代々伝わる『予言』通りじゃない! もしかして、うちの代で全部ミスった!?」となってて、あと純粋に次期当主ハインの死亡で未だ憔悴・諦観中という感じです。
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嘘しかないですね。
ひひひ笑いしていないティアラは『演技』というイメージでお願いします。
現時点のライナー程度では、彼女の『詐術』に抗えません。否応なく騙されます。
ここの実際の提案は「『再誕』で復活して師匠の『死去』で死ぬの嫌だから、とりあえずラスティアラ死亡ルートを確定させようよ!」ですね。邪悪!
これに似た話をティアラはラグネにも持ちかけています。ラグネのほうで補助プランも作っていた感じですね。
ただ、ラグネのほうがライナーよりも『勘』が良かった(お嬢への愛の深さで、なんとなく看破した)ので、余り上手くいきませんでした。
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ティアラは陽滝相手に似た訓練してましたので、ライナー程度相手では流石にこうなります。
そして、『予言』。頻出しながら作中で説明なしでしたが、筆者(ティアラ)の小説プロットのようなイメージでした。
私もこのあたりでライナーを「EDで例の永遠の旅に出発させる」とプロットに決めた気がします。
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陽滝の相手をしていたティアラからすると、これは本当に手加減ばっちしの超ぬるい訓練です。
270
ラスティアラが本当です。
ティアラは嘘ばっかです。
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ラグネ弱い!
というより、大体の展開を読んで「別にここはエミリー、フェーデルト、ライナー、ティアラの誰が勝ってもいいし……」「というか、この流れだとお嬢安全ルートになるっぽい……?」と思っていただけですね。流石に、ここでティアラの思惑は読み切れていませんので、これが悪手だったとは気付いていません。
ただ、ここから渦波が登場して、全部かっさらっていくと知っていればもう少し違う対応だったかもです。「カナミにだけは、なんか上手くいかせたくない!」ってなって、ちょっと拗れます。
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ライナーの思考とセリフ、主人公として書きやすすぎますね!
フェーデルトも悪役として書きやすくて気持ちいい!
この最高の二人なら王道物語をいくらでも展開できますが、そうはなりませんでしたね。
273
合格! 難関ティアラ試験に、ライナー合格通知!
274
完璧な打ち筋をしているライナー!
ただ、それ以上のティアラがいる限りあんま意味なし!
275
王子様的登場! 肝心なときに間に合わない男は、こういうときにはベストタイミングで現れる!
ティアラは普通にちょっと放心してます。
本質は恋愛弱者+恋愛弱点なのでこういうのに弱いです。
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ラスティアラが正しいです。
ここにいるティアラは完全体のように見えて、魂をバラバラにして複製で生まれた一部分なので、カナミから見ると本物に見えません。
嘘か誠かというより、嘘半分で本音半分。
ぶっちゃけ、愛が溢れすぎて言わなくてもいいことを結構言ってますね、ティアラ。
そして、クウネル・アルティと同列気味に出てきたアリューという名前……。エルトラリューは「「エル」から「アリュー」へ」という名前にちなんだ願いが色々込められた云々かんぬんがあった気がしますが、その当のノイ・エルの話が吹っ飛んだので色々と未回収!
ちなみに、Lはノイの本名の頭文字で、そのコードネームで活躍した時期があって、古代学院の創設関係者でもあった……みたいな感じですね。正直、こういう一万年前のネタは大体、私が「千年前のいぶそう」を書くさらに前に書いていた別小説ネタなので……、アリューは個人的に私だけが懐かしい気持ちになる+思い入れのある名前ってだけですね。ほぼ設定なしのようなものです。
あと、一度この「偽名・頭文字・手にした理法(間違えた方法)」の法則で、キリスト・ケイ・マギルールという黒歴史ネーム増産を目論見ましたが……、あまり良い語感じゃないので諦めました。
作中では、一度だけディプラクラがカナミをマギルールと呼んで、このネタは終わりですね。ディプラクラはリーベルールの意味を知っていましたので。
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邪悪も邪悪!
スキルで騙されてます。虚実を交えた大嘘です。
悪い大人に騙される子供カップル二人……。
抗うには、レベルというか年季が違いましたね。
しかし、「『ラスティアラちゃん』か『私』か」を「『好きな人』か『その他全ての解決』か」に、すり替えてるの本当に酷いです。
そんな言い方すればカナミは絶対に、格好付けます。『その他全ての解決』を選ぶわけがありません。ここで『好きな人』を選ぶのが、理想の主人公ですからね。
死にたくないからってほんと邪悪極まる!
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この一話のための7-1章!
自信をもって一番楽しい一話!ギャグラブコメ!
ですが、重要な会話がばんばん飛び交ってますね。
先の展開のネタバレ多いです。
ラスティアラは物語好き。読書好き。極度のロマンチスト。推したちを見守る壁でいい。それはつまり、死んで天国で推しを見守っている形でも、オタクとして本望ということ。
さらに「石像前で告白すれば必ず結ばれる」けど、その「夫婦石像が壊れている」という風景。
その為の十一番十字路でした。
前にも言いましたが、私は良い感じの終わりの風景を想い描いて(でもイラストは描けないので文章で)それを書くスタイルで、ここはその典型ですね。
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本当に綺麗な出だしの物語。
作中では絶対に言えませんが、この作者感想という台無し+蛇足な状況で設定公開すれば、「カナミにとっての本当の『たった一人の運命の人』はティアラだった」と設定されています。
もちろん、その物語の設定を超えて、「カナミにとっての本当の『たった一人の運命の人』は〝ラス〟ティアラだった」という作りものを本物にしたのが本編となります。
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THE無茶振り!
実際のところライナーはおとり役ですね。
ティアラは自分以外が陽滝を倒すのをいやがってました。
正直、今回の感想は作中で説明されていることの繰り返しが多く、野暮なところがあります……が、野暮でもこういう自作感想を他の作品・作者さんでも見たいなーと常々願っているので、積極的に野暮を重ねていきたいと思います。
カクヨムさんで投稿しているので、このメモを片手に読んで頂けると幸いです。
それではー。
ここまで来ると本編でもけっこう物語の裏側の片鱗が見えてくることもあり、自己感想との照合がますます楽しいです。
それにしてもアリューや一万年前のお話、気になりすぎますね……!