2025年06月21日 (土) 06:24
「従うか、消えるか。」第5章「刃の向かう先」第1節〜第5節を投稿いたしました。
この章は、タイトル通り“刃”がどこへ、そして誰に向かうのかが重要なテーマです。
それは、物理的な攻撃ではなく、「真実を突きつける行為」という意味での“刃”です。
その行為には、必ずしも清々しい正義感だけでなく、怒り、憤り、そして“自分を守りたい”という動機も含まれます。
今回の節では、組織の中で見て見ぬふりをしてきた人々にもスポットを当てました。
沈黙していた者は全員が加害者なのか、それとも被害者だったのか——この章では、その問いが根底に流れています。
また、証拠の整理や告発の手続きに入る手前の“心理的な揺れ”を描くことで、登場人物たちの感情のリアリティを大事にしました。
物語は、次回いよいよ「告発の第一歩」へと進みます。
これまで積み重ねてきた全てが試される展開です。どうぞ、最後までお付き合いください。