第三四話「啼けよ、鶯、林の雨に」 (一) 更新しました
2014年04月20日 (日) 12:41
一ヶ月半ほど更新の間隔が空いてしまい申し訳ありませぬ。三四話更新できました。

 かつて書物や文などを収納した文車と呼ばれる器物から生まれた付喪神、文車妖妃の詩乃。彼女は人の世の都市伝説、「トミノの地獄」が近頃黄泉国において急速に広まり出した発端を突き止め、その元へと向かう途中、ある少年たちとの会話から、かつて自らが文車から妖へとなったばかりのころ仕えていた、本姫と呼ばれるほど書物を愛していたある人間の少女を思い出す。
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