ヤンデレの機械知性、完結
2023年12月25日 (月) 20:01
 これでヤンデレの機械知性は完結です。紛れもなくハッピーエンドですね。
 ずっとこういうのやりたかったんですよ。制御化された機械の超クッソ激烈に重い愛にちゃんと向き合う女の子の話が……
 久々に一次創作の喜びを味わえた。けど疲れたのでまたしばらく別のことします。
 ヤルダの「底なし挽歌」の話とか、“レィヴェ博士”とガーデナーの「灰色の庭」の話とか、セカイイチとかグローリアの個別エピソードとか、ネタはいくらかあるんですが、どういう形で出すか定まっていないので……まぁその辺はくれあむさんの元気が出ることを祈っててください。

・アドの誕生日について。
 乱数で出した時点では12/27だったんですけど、せっかく12/25に最終話投稿できそうになったので、25になりました。
 あと「to home」か「the sun」かを実行するのは救世主の役目だし。この物語はフィクションです。

・当初は成人向け文学にしようかなって思ってたんですよ。でもプロット組む内に「ここにそういうシーンを入れ込む余地は無いな……」と方向転換しました。
 それで思い切って地獄マシマシにした結果、そういうシーンを組み込むなら解決しなきゃいけない問題とかもあるので、やると短めの連載一本くらいになりそうなので……元気が出たらだね。

・リユの性別について。
 まず大前提として、「機械に雌雄は無い」という事実があります。有機生命体じゃありませんからね。その上で自己認識はどうなのかって話ですが……
 リユは自分を「管理人に対して異性」と認識しています。アドは女の子なので、リユは6割くらいは男の子だと思いますね。残り4割は何かって、この子は人間、特に男のイヤ~な面をめちゃくちゃ直視してきているので、「ああいうふうには振る舞いたくない」の成分です。

 ルッテ、ローゼズは全く性別の認識が無いです。ローゼズは明確に「少女の声で喋り、気弱な少女のような振る舞いをする」って描写していますが、だからって自分を女の子だと定義しているわけではないんですね。ルッテもそんな感じです。
 ガーデナーは自分のことを「少年」だと思っていました。あの子のアンドロイドの姿は後付けのデバイスだったんですが、それでも姿に相当引っ張られていたようです。
 ヤルダも性別の認識は無いんですが、権威のある男のように振る舞います。この世界の“神”ってそういうものですからね。この物語はフィクションです。

・伝わりにくいこだわりポイント。
 自我が確立されていない状態の機械たちのセリフは、がんばって一人称が出ない感じを目指しました。英訳しても三人称になりそうな感じをね……
 そういう、機械たちの喋り方もガッチリ考えて書いているので、一人称が出ていそうかどうかに着目して読んでもいいかもしれませんね。

・なんで「人類根絶体」が「Mankind Eradicator」なのかって?
 だって「Mankind」の語にしとくと、頭文字取った時に「ME」になって、「自分になった」感が出るので。

・19話の謎のアレ。
 勘のいい人は二値って時点で大体わかったとおもいます。原文→DeepLに突っ込んで英訳→base64→バイナリ→全角スペースと█で置き換え、ってやっただけなので。

・24話、ヤルダの『ウー』について。
 こっちはモールス信号の置き換えです。がらくた山から歩み出て、がらくた山へと還るのさ。
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