「柱くくる冠」(+諸々)
2024年11月24日 (日) 09:38
大変ご無沙汰しております……。この半年以上の間、主にリアルであれやこれやあって、なかなかこちらに顔を出せずにいました。旧作の誤字修正などで時折「あなたの活動」タブは触っていたんですが……不義理が申し訳なくて余計に足が遠のく、という悪循環もあったかもしれません……ょゎぃゎぁ。

さて、言い訳はこれぐらいにして、久方ぶりの更新報告です。

柱くくる冠

風土記系ファンタジー短編小説競作企画「構」参加作です。

遊牧で暮らしを立てる者が多い草原地帯で、町を作って生活しているデラフ族。他部族の不穏な噂が聞こえてくる中、町にやってきた隊商は、山向こうで拾ったという一人の少年を連れていた。
天真爛漫な族長の娘と、外から来た不遇な少年の交流譚。中世風な世界が舞台の物語です。

「何かしらの構造物、何かしら構築するもの、あるいは人の構えにまつわる物語」というテーマの、ど真ん中をなかなかのスピードで走り抜ける感じです。
諸般の事情で書き始めるのが遅くなってしまったため、締め切りに間に合うようデッサンやスケッチみたいな感じの短編にするかな、とか思っていたんですが、結局「 い つ も の 」みたいな感じに収まりました。これが作風ってやつかもしれません。

風土記系ファンタジー(風土記系FT)というのは、「異世界の気候や地勢、そこで暮らす人々の生活に社会のありさま、文化文物を味わえる物語」のこと。ファンタジーという大きなジャンルの中のサブジャンルですね。この競作企画を主催しておられるのが、オンライン小説リンク集「異世界風土記」管理人のヌーさんです。

ヌーさんの競作企画は、前々回の「祝」、前回の「調」、と毎回とても楽しくて、今回も是非とも参加したかったんです。
なんやかんやで着手するのが11/9、しかもプロットがまだ脳内というまさかのゼロ文字スタート。いつもは執筆開始時点である程度プロットが文字出力されていて、それを肉付けしていく書き方をしているため、まっさらなファイルにイキナリ小説を書き始めるなんてことがまずないのです。
間に合わなかったら一人後夜祭しよう、とダメモトで書き始めたんですが、思いのほか筆が進んで、なんとか最終締め切りに駆け込むことができました! 頑張った!

「祝」や「調」の時は、文字数に見合わない大きなネタを選んでしまって、いくらか展開を圧縮しなきゃならなくなってしまったんですよね。それに比べると今回は、そこまで文字数を抑えるのに苦労せずに済みました。
成長wしたところを是非確認してやってくださいませ!


★活動報告に転記していなかった最近のブログ記事を以下に並べておきます。

イラストをいただきました
TRPGプレイ記・CoC「黒き森の獣神」
創作関係の呟き:「ドアを押すとドアが開いた」
TRPGプレイ記・混沌の渦ドゥームズデイ「サクソン槍の奇妙な事件」後編
「楽園の手」をVTuber夜見ベルノさんに読書実況していただきました
3/17の拍手
イラストをいただきました!(ろくろ)
創作関係の呟き:執筆中の独り言2
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