2020年07月28日 (火) 22:14
いつかに話しましたが、実はこの作品、かなりの助言をしてくれた友人(軍国主義者)が居るので狐(権威主義者)とである意味、共作という事になります。まぁ、プロットが大部分なんですが、一度大きく改訂した際にも多大な協力をして頂きました(めっちゃ自分の読みたい願望を押し付けてきてますけどね
その友人がね、言うんですよ。
「そう言えば、この作品の題名の読み方ってどっちなんだ?と。
狐としては「それな」と言うしかない。
まぁ、端的に言うとですね『しおんあいこく』でもあり、『しおんえこく』でもあるんですよ。
紫苑というのは皆様ご存じの通り花の名前です。紫っぽい色の紫苑色という色もあります。ネット上で調べてみると紫苑の花の色の様な薄い紫となっていますね。参考に正面ページを紫苑色にしておきます(目によろしくない……)。実は、紫苑色というのは、皇国が紫という色を神聖視する国だからですね。天帝が紫水晶の瞳を持つ事から来ています。
続く『穢国』という言葉です。
穢という文字は、皆さん分かる通り穢れを示す言葉です。つまり穢れた国という意味があるんですが、それを穢国(あいこく)とも読めるので愛国(あいこく)と韻を踏めるようにしてる訳ですね。作中で「愛国か、穢国か」などと使ったりもしています。
誰かに取っての愛国(あいこく)は、誰かにとっての穢国(あいこく)……まぁ、その辺りは一時間あたりTwitterを眺めていれば分かりますよね(笑
トウカ君にとって皇国とは愛憎渦巻く国であるという表現を作者はした心算です。まぁ、今まで一度も質問が来ていないのでみんな気にしていないでしょうけど(笑
そして、穢という字は「え」とも読みます。
作中でも汚れた現世から離れるという意味で厭離穢土(おんりえど)と言う言葉を時折使っているんでご存知の方もいるかも知れません。
徳川家康の馬印と言えば戦国オタクには分かると思います。
厭離穢土欣求浄土?でしたっけ? 言葉の意味は……仏教は違いますが、家康の馬印を狐風に解釈(多分な偏見込み)すると「今の現世は私利私欲に塗れてみんなヒャッハーしてるから穢れてめっちゃ穢土えどですわ。なんか嫌やから仏にヘコヘコして現世を浄土にしてくれるわ!」みたいな感じですかね。
正直、作中でも描かれている通り、桜城家が仏教嫌いなのは作者が好かないからなので、狐の解釈もテキトー感が剥き出しですね。最近、外国の土地買い占めとかで噴き上がる輩も多いですが、狐からすると最初の日本への侵略は仏教の伝来だったと思っています。戦国時代の侍は南蛮の宗教が植民地主義剥き出しだったとはいえ、それに気付いて叩き出したのは正解でした。しかし、坊主は広がった時期は表向き平和的な顔して、後ろに特定の国の影はなかったですからね。気付けなかったし、時の陛下もその、まぁ、ねぇ……。戦国時代は一向一揆に僧兵と生臭坊主全開でしたが。きゃーのっぶ、くそぼうずなでぎりかっこいー。
しかし、神主を貶す言葉は少ないのに、坊主は三日坊主とか生臭坊主とかいう言葉が後世まで残っているんでしょうね。神主とかだって高利貸しで信長に目を付けられてしれっと比叡山のついでに神社焼き討ちされてたような……ちょっと記憶が定かではないですが。
閑話休題。
話が脱線しましたね。
兎にも角にも、穢土(えど)という表現は、穢土と浄土……二つの世界という意味が脱糞将軍、もとい家康君の馬印にはあるのです。トウカ君にとってはどちらの世界が穢土で浄土なのか。その印象は時節によっても変わるでしょう。
穢という字は、そうした部分を滲ませた言葉として入れました。無理矢理。酔ってた自覚はある。自分に?酒にだよ?
ん? 語呂が悪い? そんな事は作者も承知じゃい。
正直、他の四文字熟語などで良い提案を貰えれば変更しますよ。
いやね、久しぶりに活動報告書いたんだけどね、理由はメッセージで生存報告欲しいと要望がありまして。正直、二週間に一回程度の更新なら問題ないと思っていたのですが、酔っ払って川に溺れてたりしそうですもんねこの駄狐。
これからは活動報告も積極的に使っていきたい。
そして、お元気そうでなによりです
あ、先生、ps4ソフトで「ゴーストオブツシマ」という海外メーカーが発売しているソフトがあるのですが、ここで狐が出てきます(W
しかもお稲荷神社もあって、なおかつお参りしたら狐をモフれます