2015年08月13日 (木) 22:26
「第7回『このミス』大賞 2次選考結果 茶木則雄氏コメント」からですけど。
>1次はともかく、2次を突破して最終に残るのも、本来それなりに傑出した作品でなければおかしい。仮にその作品が出版できるレベルにあっても、プロなのだから当然だろう——というのが、かねてからの持論だからだ。前回『蛇と林檎のゲーム』を評価しなかった最大の理由もそこにある。
>新人賞の選考過程において、まったくの新人とプロとを同列に比較することは、不公平の謗(そし)りを免れない、と私は考えている。編集者のアドバイスや校閲の指摘を受け、プロとして作品を練り、推敲を繰り返してきた人間は、それなりのハンディを背負うべきだろう。伸びしろを考慮すると、一般の応募者よりハードルが高くて当然だと思う。
>はっきり言う。プロが混じるなら、もはやハンディキャップ戦である。
正直、この出版社は余裕があるなぁとは思いました。
でも、プロなら書けて当たり前は、そうですよねとは思います。
プロというのは、それなりの筆力と、アイデア力が無いとなれないわけですからね。
(たまにバカにする方も見かけますけど・・・)
私も畑違いで応募を考えておりますけれど、正直、どうなるかはわかりません。
なにせ応募歴豊富で最終選考にも残るような方々から、ラノベの皮を被った官能小説と言われるぐらいですから。
わかつきひかる先生は、編集部に売り込まれたそうです。
私も落選したら売り込みは考えています。「畑違い」で落ちても営業だと違うかもしれませんから、
でも、まぁ、プロとして恥ずかしくない小説は書きたいとは思います。
>はっきり言う。プロが混じるなら、もはやハンディキャップ戦である。
自分も書籍化作業をしただけでまだ本屋にも並んでいない超ペーぺーですが、まさしくその通りだと思いました。それをする以前の私は賞の応募要項に「42文字18行で200ページ以上」とか書いてあるだけで「なんのこっちゃいな、意味分からん、やーめっぴ」って感じでしたから。
世の本屋さんに並ぶんだという状況のもとで、編集さんに指摘を受けながら、自分一人で書いていた作品を出版社からの本という形にしていった人とその経験が無い人ではかなりのハンデ戦であると思います。
だから経験者はアドバンテージを貰えている賞がある(というかほとんどそうですよね?)だと思います。
未だ賞には一度も応募していないのですが、一度ぐらいは応募して、選考の人に「ああ、コイツは言うてプロの端くれだな」と思わせるような作品を送りたいと思っています。
だから堂々とアドバンテージを受けて、その代わり一味違う作品を出すぞという矜持を持ちたいです。