2019年05月24日 (金) 22:35
陶都物語 二、本日(5/24)より発売しております。
書籍の帯にも記載がありますが、
『草太の皿』プレゼントキャンペーンが開催されております。
陶都新報の第3号にキャンペーンの詳細が載っておりますので、是非是非チェック願います。そこまでこだわるか!というぐらいに作り込んでます。
■陶都新報 第3号 「草太の皿」窯出し、そして豪華な付属物の数々
https://twitter.com/HJ_novels/status/1131830325154181121
(新報を覗いていただいた前提で恐縮ですが…)
写真は担当編集者様と『幸兵衛窯』に伺わせていただいたときの写真です。何気なく焼かれていますが、この窯は国内にいくつもない『穴窯』という珍しい窯で、単房ゆえに一度に焼ける量もごくごく限られております。その貴重なスペースを割いていただき、『草太の皿』は産声を上げることが出来たわけです。
作品の根幹でもある美濃焼をサプライズプレゼントにしたい。
『市之倉さかづき美術館』様と打ち合わせさせていただいて、その縁で同じ市之倉地区の『幸兵衛窯』加藤亮太郎先生とお会いすることがかないました。まさに天の配剤とでも申しましょう。関係されました多くの方々のご好意があって初めてこの望外なまでに本格的なプレゼントは誕生いたしました。
この場を借りて、製作頂いた『幸兵衛窯』様、ご協力頂いた『市之倉さかづき美術館』さまへ、篤く御礼申し上げます。
写真を見ればお分かりかと思いますが、こだわりすぎな箱や栞についても、『本物』を知る方々のアドバイスをいただき、僭越ながら原作者も作品に寄せるという意味で監修をしております。
《こだわりポイント》
◎名物と言えば『木箱』です。そして某鑑定団な番組でしげしげと眺められる『箱書き』も入っております。『陶林白土 皿』……陶林家の特製杯土の白土、品物が皿であるということを指します。
◎名窯『幸兵衛窯』謹製の品であることの証として『栞』が入っております。江戸時代に生きた草太(陶林颯太)から続いた伝統のものという体裁で、由来が書かれております。
◎皿の裏側、高台のところには、某鑑定士が推理の根拠とする『刻印』がしっかりとつけられております。『天領』とはむろん天領窯産という証です。
◎皿は直径十数センチほどの小皿となります。むろん立てて飾るための付属品も入っています。大きさは作中のもの準拠でもありますが、本棚に飾るための大きさでもあったりします。
◎1個1個が一流職人のロクロでひねり出されています。世界に同じ形のものは一枚もありません。
◎作者も試し焼のものしかもらっていません!
なぜか苦いものが口の中に湧いてきます。
キャンペーンという事で、できる限り多くの方々に……といきたいところではあったのですが、お察しのとおり非常にコストがかかっておりまして、どうしても数に限りがあります。
■■限定20名様!■■
よろしければ、ご応募頂けますと幸いです。
多治見にお越しの際はぜひぜひ市之倉地区にもお立ち寄りください!
『市之倉さかづき美術館』『幸兵衛窯』ともに市之倉地区にございます。
美濃焼のルーツともいうべき、焼物職人たちが辿ったであろう瀬戸から多治見へと繋がる国道248号線沿いに『市之倉さかづき美術館』様はあります。ミシュラングリーンガイド掲載の唯一の窯元『幸兵衛窯』も、その近傍にございます。(というか美術館そのものが『幸兵衛窯』様の敷地内だそうです)
『市之倉さかづき美術館』にはその名のとおり多数のさかづきが常設展示されております。いろいろな時代のさかづきが網羅されており、陶都物語の読者の方ならばにやりとしてしまいそうな絵柄のものなども発見できると思います。作者も何度かふらふらと見て回っていました。
・市之倉さかづき美術館 公式サイト
http://www.sakazuki.or.jp/
・幸兵衛窯 公式サイト
http://www.koubei-gama.co.jp/
感涙。
これから読みます。