2022年07月21日 (木) 12:29
ゆっくりと1巻から再読中。
意外にも序盤が教科書通りだったことに驚く。
まず三つ巴であることをアピールしつつ、各陣営の主要人物を深掘りしている。
Aグループ 杉元、アシㇼパを中心とした主人公チーム
Bグループ 鶴見中尉が率いる第7師団
Cグループ 土方 歳三と仲間達
もちろん、お約束とばかりにチーム移籍する人物も。
誰が仲間なのか、各々の真の目的、そして最終勝利者の予想も不明なまま物語は進んでいく。
しかし、初見時は情報が錯綜してたり、主軸の人物も分り辛く、三つ巴とは受け取ってなかったり。
なんというか――
『もの凄くインパクトある人が、その回限りの使い捨て』
だったり――
『それほど重要に見えない人物が、実は主軸』
など、良くも悪くも予想が裏切られ続ける。
そこへもってきて――
『ゴールデンカムイ名物奇人変人ショー』
もだから、登場人物のロールは判別しかねた。
初見時は『主人公チームと色んな敵対勢力。それと変人』な認識だったと思う。
それでも『三つ巴』と再認識してしまえば――
『本命な目的地へ向かう』
→『別に倒すべき人物発見or向かうべき場所判明』
→ 『そこでグループがかち合い、戦ったり、休戦して情報交換したり』
→『解決して本命な目的地へ向かう』
と、読者へ伝わりやすいパターンを繰り返してたり。
(これが全パターン?なので4回? 序盤の纏まりがないイメージの原因?)
また再読だと注目すべき人物が分っていて、その情動や目的は要注意していくし、話も分かり易い。
もっとゴニャゴニャしてた記憶だったので、素直に驚いた。
あと先の話だけどロシア編も予定通りだったことが分る。
(これは往復型の冒険譚と示唆したくなかった? でも、結末から振り返ると北海道~ロシア~北海道と、ロシアまで往復の旅物語でもある)
とりま8巻までの中間忘備。続きは未定