2020年06月29日 (月) 15:31
メロンブックスととらのあなで購入すると、店舗特典のSSリーフレットか何かをもらえるらしいです! 羨ましいなぁ!_(:3」∠)_(車で一時間半~二時間走らせないとそういう店が無い田舎民
メロンブックスで配布されるSSは「へべれけエルマ」という題名。
酔っ払ったエルマとヒロがイチャイチャするぞ! ばくはつしろ!
とらのあなで配布されるSS「ミミとパワーアーマー」という題名。
暇を持て余したミミがパワーアーマーに乗ってみたいとヒロに甘えるぞ! ばくはつしろ!
店舗特典に関しては賛否が色々あるらしいですが、まぁ手に入ったらラッキーくらいの気持ちで。おねがいします!
書いたSSを後にWebにアップロードするのも権利関係でなかなかアレみたいで難しいようなんですよね。残念。
というわけで店舗特典SSとほぼ同じ文字数くらいのSSを一本書き上げました。
店舗特典SSってこんな感じのものなんだ、という雰囲気を知ってもらえれば。
☆ ★ ☆
みんなのごはん
ある朝――もっとも、宇宙空間やハイパースペースでは朝も夜もないのだが――のことである。
「ミミは朝はいつもそれだよな」
「んむ?」
プラスチックに似た素材のスプーンを咥えたままミミが首を傾げる。ミミの目の前にあるのは彼女がいつも朝食として食べているオートミールめいた食事だ。黄色みがかった半液状のおかゆのようなもので、見ようによっては色の薄いスクランブルエッグのようにも見える。
「昔から朝食にこれを食べてきたので……習慣みたいなものですね」
そう言ってミミは少し寂しげに微笑んだ。亡くなった両親のことを思い出しているのかもしれない。ミミが食べているのお粥めいた食物は意外と甘く、ともすればデザートとしても出てきそうな一品だ。
「まぁ、朝に甘いものを食べると脳に糖分が行き渡りやすくなって頭が冴えるみたいな話は聞いたことがある気がするな」
「そうなんですね。ヒロ様は結構メニューがバラバラですよね」
「そうだな」
俺の朝食は日によって大きく変わる。朝からハンバーガーやホットドッグの気分の時もあるし、ご飯と焼き魚、味噌汁なんて気分の時もある。まぁ、全部それっぽいものってだけで本物ではないのだが。フードカートリッジから多彩な食事を作り出すテツジンシェフの腕前には脱帽である。
「エルマさんは……エルマさんもいつも朝はそんな感じですよね」
「そうね」
モリモリとステーキっぽいものとマッシュポテトっぽいものを食べながらエルマが頷く。朝からボリューミーな食事だが、エルマの朝食はいつもこんな感じである。日によってビーフっぽかったりチキンっぽかったりポークっぽかったりするのと、マッシュポテトっぽいものがポテトサラダっぽいものとかフライドポテトっぽいものになったりするくらいだ。
ちなみに、野菜成分は青汁っぽいドリンクで補っている。ミミはあのオートミールめいた食事に全部添加されているようだが、俺とエルマの場合は不足しがちな栄養素をそういったドリンクのような形で補うようにされているのだ。そう考えると、ミミが毎朝食べているあのオートミールっぽいものはある種の完全栄養食なのかもしれない。
「エルマさんはもう少し食事に気をつけたほうが良いと思います」
「ちゃんとドリンク飲んでるから」
「タンパク質過多じゃないのか? いや、その分筋肉になってるのか」
「私のどこがムキムキに見えるのよ」
「それが不思議なんだよなぁ……なんであんなに力強いのに細いんだ?」
筋肉の密度とか骨の密度が違うんだろうか? エルマは細い割に滅茶苦茶力が強いんだよな。
「私もエルマさんみたいにシュッとした体型になりたいです……」
「ちゃんと食べて運動してるんだから、そのうちなるわよ」
「ミミはそのままでいてほしいなぁ……」
「いえ、もう少しこう、お腹とか腕とか太ももをですね……」
そう言って難しい顔をしながらミミが自分の腕やお腹を触る。確かにエルマに比べるとぷにっとしているが、それが良いんだよ。是非そのままを維持して欲しい。後でまたトレーニングAIの設定を弄っておくとしよう。
「ところで、次の出港はどうするんですか?」
「もう一日か二日このコロニーで休んでからだな。急ぐ旅でも無し、何か割の良い依頼とか、お得な賞金首情報でもあればもう少し滞在しても良いかもな」
「あくせく働く必要も無いものね」
「自由ですよねー……」
「そりゃ傭兵だからな」
「違いないわね。そろそろミミも慣れてきた頃でしょ?」
「そう言われるとそうかもしれませんね」
ミミがクスリと笑みを零し、俺とエルマも釣られて笑う。
いつかはこの自由な生活が終わる時も来るかも知れないが、それまではこの居心地の良い自由な生活を続けるとしようか。全力でな。
☆ ★ ☆
こんな感じで店舗特典用のSSは凡そ1500文字前後の小話ですね。SSだからね!
興味が湧いたら是非店舗特典を配布しているお店に行って買ってね!!
もしくはBookWalker電書版にもSS特典つけろおらァン! ってKADOKAWAさんに言ってね!!!_(:3」∠)_(多分これが一番効く
息子が本を読んで居たので、借りて読んだら12巻迄、ほぼ一気読みしました!
面白かったです!13巻を見てから
「なろう」の方に続きを読ませて頂きます!
御身体をお大事になさって下さいね!
プライベートを大事にして下さい。
更新をお待ちしてます。\(^o^)