皆さん、兵保はやりました。
エタってたのにオメエなんで書籍化してんだよｗｗ　って方もたくさんでしょうが、兵保はついにやったんです。(´；ω；｀)
私の妄想が本になった……。スゴイ……、うれしい……、うれしすぎてスゴイ……。Amazonで既に予約が始まってた……。
皆さんに迷惑かけて、編集のＫ氏に迷惑かけて、いろんな人に迷惑かけたけど、Amazon見たらうれしすぎて泣ける。

いろいろと疑問があると思いますので、ここまでの経緯を簡単に説明致します。
去年の十月九日、なろう運営様から角川様の書籍化打診のメッセージ。
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兵保発狂。
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翌日、角川編集Ｋ氏から「やっぱチョロインでしょ！」の書籍化企画書が送られる。
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兵保発狂。
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十月下旬、何もかもを失う。
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いくえふめい。

たしかこんな感じだったと思います。
詳しくは言えませんが、急に人生がムリゲーと化してしまい、編集Ｋ氏とすら連絡が取れなくなったんですね。
二、三か月音信不通になった後、生還した兵保は久しぶりにパソコンを起動します。
そしたら、
「吉川さーん！　ちゃんと生きてるー！？」
「書籍化の話はいいから、生きてるなら返事してくれー！」
私を心配する編集Ｋ氏のメールがたくさん。
ホントに申し訳ありませんでした。(´；ω；｀)

それから編集Ｋ氏と連絡を取り、経緯と現在の状況を報告。
「あと二、三か月は小説書く暇ないと思います。スミマセン、ありがたいですけど私なんて切り捨てちゃってください……」
「イヤイヤイヤ！　一年でも平気で待ちますから！　なんなら二、三年待ちますよ！　今は私生活を優先してがんばってください！」
「Ｋ氏……ッ！」
多少オーバーですけど、だいたいこんなやり取りだったと思います。

たくさん猶予をくれた編集Ｋ氏に感謝ですが、それだけではありません。
「吉川さーん！　このプロット書き方変すぎぃ！」
「え？　そうなの？　というかチョロインにはプロット自体が存在しないんですけど……」

「吉川さーん！　１字１字の漢字の開きとか（どーせ校正の赤字が入るんだから）細かいとこ気にしないでバーンといっていーですから！」
「え？　そうなの？　こう、プロ気分を味わうには形から入らないと……」

「吉川さーん！　ネタ部分を抑えて書いたら『吉川兵保』らしさが消えちゃいますよー！」
「え？　そうなの？　角川が訴えられたりしないように気を使ったのに……」

「吉川さーん！　校正者が校正したのを校正し返しちゃらめぇぇぇ！　怒られちゃうぅぅぅ！」
「あ、そこはフィーリングで逆らってみました」
「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！」
ド素人なばっかりに、編集Ｋ氏にはいつもご迷惑をおかけしています。

編集Ｋ氏の手を借り、「やっぱチョロインでしょ！」一巻はネットよりも面白くできたと思います。
見どころは父ちゃんと母ちゃん。
それと、リュリュのお色気シーンでしょうか。
オリジナルのシーンや会話を結構入れたので、馬鹿話の分量はネットの倍近くになっているはずです。
二巻以降はさらにオリジナル展開を入れていきたいと考えてます。

あとは、特典用短編ですかね。全部で四本になります。
まだAmazon特典用短編しかあげていませんが、よくあるテンプレネタですけどリュリュらしさが出ていると思います。

書籍のイラストは犬江しんすけさんです。
こんな有名な方で本当にいいのでしょうか？　可愛いヒロインいないけどいいんでしょうかね？
実は五月に角川へ初打ち合わせに行った際、そこでご挨拶させて頂きました。
しかも、その打ち合わせの場で物凄いスピードで次々にキャララフを描いて頂き、「こ、これが犬江しんすけの力……ッ！　メチャメチャスゲエ……ッ！」と感無量でした。

それから、現在なろうに投稿している話は（多分）消しません。
編集Ｋ氏からも、
「すでにネットでアップされてるものに関しては基本ノータッチです。そんなとこまで管理できるほど世の編集者は暇じゃないんで。ただ、商業用の後に出た話をアップするとか規約違反されると困りますよ？」
と言われました。
文庫がネットに追いつくまでは、ある程度問題が起きない限り兵保の好きにしていいそうです。
つまり、これから競争になるというわけなんですね……。
なんとか五巻分くらいまではなろうに投稿できるようがんばりたいと思います。（五巻も続くのか疑問ですが……）

とりあえずこれくらいでしょうか。
特設サイトのオープン（カバー絵ではなく、犬江先生に描き下ろして頂きました）など追加情報があればまたお知らせさせていただきます。
最後に、書籍化の話をずっと出せずスミマセンでした。
十か月前、活動報告で話題を出した際、
「ちょっｗｗ　まだ一度も連絡取ってないのに告知するとか予想外すぎるｗｗ」
と、Ｋ氏に迷惑をかけてしまったのです。
しかもそのまま失踪。
自業自得だからこそ、もうお地蔵さんの様にじっとしていようと思いました。
皆様、本当に申し訳ありませんでした。
問題を起こしまくるアホな兵保ですけど、これからも応援よろしくお願い致します。

吉川兵保。