2017年11月20日 (月) 22:15
先日11月19日、ついに第四回ナロラボ杯のプレーオフの結果が発表されました。
17日には全作品の評価の発表でした。そちらのお話もしていきます。
では、ちょっと自分語りから始まります。
読むのが面倒という方は結構下まで読み飛ばしてくださいませ。
それは、今から2年半ほど前――2015年の冬だった気がする。
私は『キカプロコンテスト』という企画の存在を知った。
どこで知ったかはあんまり覚えていない。
SF作品ということで、SFかよくわからないままに『ノーマライジング・ウィザード』なる拙作で参加してみることにした。
なんか長くなりそうなので省略。SF作品ではあるらしく一次通過。
しばらくして二次選考の結果発表。通過していたがマグレと思っていた。
(ここで私の半身ともいえるキャラクター、アイリスのイラストをいただきました。あのプレゼントは今考えても実にボリューミィ。)
そして三次選考。そろそろ落ちると思っていたら通過していた。最終選考へ進出である。
遂に最終選考の結果発表!
……まあ、ぽっと出の素人が表彰台に登れるはずもなく。
10位である。
でも佳作である!
見事佳作に選ばれた拙作の結末は……
……まあ、いいじゃないか。受験1年前だったんだ。
そんなこんなで、私は受験で1年の空白(大嘘)を経て復活した。
久しぶりに書いたら、思ってた以上に書けなかった。
細かい挫折を何度も繰り返した。
ふと思った。
「過去の、キカプロコンの時よりかなり衰えているのではないか?」
今まで何も結果のなかった、ドが10個くらいつきそうな素人がいきなり大規模なユーザー企画で佳作なんて取ってしまったがゆえに、ヘンな重荷を知らないうちに背負っていたのだろう。
ずっと拙いと思っていた過去の自分の作品より劣っているのだろうか?
楽しんで書いているかと言われたら怪しい部分があるのは認めていたが、技術的にどうかと言われると、明確な基準が無いゆえ、ずーっと悩みとしてまとわりついていた。
そんな中、アンケートとか匿名で取ってもらったりしていたナロラボ様が企画を催すとのこと。
興味はあったものの、第1回、第2回と、とりあえず様子見。
第3回あたりで、そろそろ出ようかと思い始めた(と思う)。
で、此度の第4回。
何の因果か、キカイプロジェクトとのコラボ回。
ラノベだったらなんてご都合展開。出るしかないと思いました、ええ。
まあ、アレですが、過去の自分との戦いという意味でも整いすぎててビビったもんです。
テーマはSF!と言われると思っていたものだから、テーマが自由と知ってずっこけ。実に5日間くらいで突貫工事。
そんなこんなで拙作「今更、キサラは呪われない」が完成。なんとか一人に下読みしていただいて、受け付け開始と共に即参加。
もちろん、元キカプロコン参加者として。
まあそんな、未だに子どもっぽく、ラノベの主人公みたいな気分になりつつ待機。
――ちょっと待て!書籍化作家に囲まれたぞ!
プレーオフは行けたらいいなくらいに思っていたので、あまり期待してはいなかったのですが。
まあ、C評価で辛うじて衰えておらず、B評価で当時を越えたか互角かくらいでどうだ、と結果を待って数週間。
プレーオフに進出してしまった。
この時点でもう互角に等しいものである。
それで、11月17日。評価の方が発表された。
B評価
もうこの時点で過去の自分だのなんだの忘れかけていましたが、一応衰えてはいなかったようで。
まあ、過去の自分だのなんだのは、参加する建前だったのでしょうね。
そういうことにしときましょう。
で、明後日の19日。進出したプレーオフの結果発表です。
拙作他7作も力作ぞろい。なんだかんだ素人に変わりない自分がどこまで食いつけるか見物でしたが。
6位
……うん!
…………うん!
なんだかんだ変わってねえなお前!
しかし個人賞2つだって!? そんなばかな!
やっぱりミスでした。1つでした。
やっぱりと言うのは失礼だと分かっている!分かっている!
でもキカプロコンの時もミスがあったんだ!
9位までしか発表されてなかったんだ!
10位の俺がハブられt
……とまあ、そんな具合に、最初から最後までなんか妙に過去との対比演出が効いていた印象。
こんな在り来たりな展開が現実でも起こるんですね……。
何よりそこに驚きでした。
相も変わらず口調の定まらない語りはさておいて、嬉しいことにプレーオフにて6位。
なろう読み専ユーザーの『ひょろ』様からも気に入っていただけましたようで、個人賞を頂きました。
ひょろ様とは誰ぞ、と言う方は。
こちらのエッセイをご覧になってくださいまし。
何とも言葉足らずですが、とにかく凄いお方に気に入っていただけたのです。
いやいやそれだけではございません。えくぼ様から熱の入ったレビューをいただいたり、他にも沢山の方々から色々と意見を頂きました。
なろう界隈で名のある方々に(色んな意味で)注目(?)もしてもらえたのです。
キカプロコンの時も、今回もレビュアーとして参加しているベギンレイム様からちょいと注目してもらったことがありましたね。
なんだかんだ、なんか持ってるんでしょうね。
かなり、ヘンに謙虚で、自虐をすることもチャメシ・インシデントですが。
「キサラ」は一番成長性のある作品だ、なんてことを言っていただいたり。
今はまだ素人かも知れませんが、いつか、そう遠くない未来、今より良い結果が残せるよう、今の時間をあんまり無駄にせず過ごしていこうと思いました。
まる。
なんか勝手に終わってしまった。なんかグダグダ話しましたけどこれ、確実にレビュアーの方が誰か見に来るんですよね。
それもキカプロコンで学んだことです。
でも書き直すの面倒なのでこのままにしますね←
端的に言うと、いい経験になりました。
まだまだ修行中の身ではございますが、小さくはない自信となりました。
キカプロコン佳作も、ただのマグレではないと分かりましたし。
次も参加するかどうかは未定ですが、また参加しようと思います。
今度はA評価以上を目指して。
あと、いろんな新人賞とかにも積極的に参加していこうと思います。
……まあ、今は出せるものが無いのですが。
何はともあれ、皆さま本当にお疲れさまでした!
改めまして、
今更、キサラは呪われないもよろしくお願い致します。
それでは!
コメントありがとうございます!
審査員の方もお疲れ様でした!
……こっそり気付くかなあと思っていたのですが、そういえば名前変えてることをすっかり忘れておりました、ごめんなさいw
私、ナナハタ改め七々八夕でございます。
ベギンレイム様はやはり有名な方ですので、縁があるというのは嬉しいものです。私の運が強いのでしょうか?
などと、冗談はさておき。
個人的にも、暫く経ってから振り返ると、皆さまと同じように「惜しい」と感じることがあります。
そんな中でも成長を見込んでもらえるのは、やはり嬉しいものです。
自分でも少なからず当時からの進歩は感じていますが、やはり他人に、それも当時を知る方にそう言っていただけますと、大変な励みとなります。
これからもひたむきに努力していく所存です。
この度は、本当にありがとうございました。