スタートゥインクルプリキュア!
2019年04月07日 (日) 22:30
 この時間は大河口ドラマ『金田正一中年の家計簿(34)』をお送りする予定でしたが、予定を変更して『月立淳水の活動報告』をお送りします。


 女の子がいると割と避けて通れないのが、プリキュア。
 我が家もプリキュアにはがっつりはまっています。
 今年のプリキュアには下の双子もしっかりはまっています。

 二年半ほど前からプリキュアってたんですが、そのときは「まほうつかいプリキュア」というシリーズでした。途中参戦だったので、まあなんつーか、へー、こんなんかー、くらいだったんですが。

 次のアラモードは最初からガッツリ視聴させていただきました。こちらは、なんつーか、「プリキュア増えすぎ!」とツッコミ入れました(笑)。その翌年がハグプリ。ハグプリのときは、「今思えばアラモードメンバー弱すぎwww」みたいなツッコミ入れましたね。そう言えばアラモードの最後に隠しボスみたいなのが出たんですが、アラモード六人で大苦戦してるところを、ハグプリメンバー一人が参戦して形勢大逆転でしたからね。

 アラモードは、とにかくキャラの魅力が全く無かったですね。全員色違いの遠隔攻撃主体で、まあ軽いジョーカーキャラと防御特化キャラが百合百合してるなーってくらいで、後半で出てきた真のジョーカーキャラパルフェに全部持ってかれて、パルフェ以外全然印象に残ってないですね。最終武器や最終必殺技もなんか「強さ」を感じない、いまいちわくわくしないシリーズでした。

 ハグプリは、なんかテーマが重い。重いっていうか、奇をてらいすぎて外した感がすごい。全体的にジェンダー問題をテーマにしたかったんだろうなーって気がするんですけど、女児向けアニメでそのテーマ扱うのはどうだろ(苦笑)。あと、プリキュアって全体通して変身アイテムが「ケータイ」をイメージしたものになってる例が多いんですよね。その時代時代で憧れの大人のアイテムを子供向けに落とし込む、っていう意味で。が、ハグプリの変身アイテムがオマージュしてるのが、2000年代前半に流行った回転ギミック付きのガラケー(笑)。これじゃあ子供はほしがらないですよ。一応タブレットもオプションで出てきましたけど。うちの子が一ミリもほしいと言わなかった。

 で、ここにきてスタートゥインクルプリキュアですよ。まず、宇宙人が来て騒動に巻き込まれる、っていう現実との断絶手法がまさに王道。さらに、出てくる四人の攻撃手法が、「パンチ」「魔法」「キック」「弓矢」ときっちりすみわけしているという王道。さらにさらに、子供のあこがれアイテムたる変身アイテムがなんと「羽ペンとインク壺」。これ、わかるかなあ。子供は確かに大人にしか持てない高額なハイテクメカにあこがれるんですけど、同時に、大人にしか使いこなせないクラシックで成熟したグッズにもあこがれるんですよ。私も小さいころ、そのものずばり羽ペンとインク壺にあこがれたことがあって、買ってもらったインク壺ひっくり返して叱られたりしてましたからねえ。そう言う意味で、まさに王道の中の王道とも言えるわけですよ。もうね、王道でいいんです、プリキュアは。おかげで、スタートゥインクルプリキュアは五歳の上の子はもちろん、二歳になった双子たちもドはまりしてます(笑)。日曜日の朝の早起きは確約されています(笑)。ハグプリて2~3週見るのを忘れてても気にしなかった子たちがですよ。毎週日曜朝8:30を前日から楽しみにしてるんですよ。いやあ、王道っていいですね。

 そんなわけで、私の作品の中で一番の王道をいってる(と私はおもてってる)魔法と魔人と王女様、がっつりリメイクすることにしました。今現在60万字という大作ですが、たぶん100万字クラスの作品に変わります。前にもちょっとほのめかしましたが、続編構想を現実的にするにあたり、この作品自体をいわゆる「群像劇」に作り替えることを考えています。もちろん主人公と本筋は替えませんが、現在の主人公を含め全部で五人の主人公が登場することになりそうです。

 いや、群像劇ってどうやって作るのか、私、全然経験ないのでね、このへんでやっとこうと思って。で、せっかくならお気に入りの作品のリメイクっていう形で進めてみようかな、と。

 で、よくわからないんですが、私がやろうとしているやり方は、
・今のストーリーにかかわっている勢力(思想や熱意を共有する集団)を洗い出す
・それぞれの勢力の思想や熱意、作中の事件に対する態度と受け取り方を書き出す
・その中で特に熱意的に事件にかかわった人(熱意がないという勢力であったとしたらそれを代表するような人)を主人公として抽出する
・その主人公視点で起承転結的なクライマックス、カタルシスを含むプロットを作る
・独立して作品を書く
・あとは現主人公たちの謎解きパートを邪魔しないように部分部分に挟み込む
みたいにやってみよっかなーと思っています。
下手すると同じカノンスペースシリーズのエピソードをそのまま挟み込むかも(実はすでに一部やっちゃってるんですけどね)。

 突然思い立ったのは、やっぱ書かないと書けなくなるし、書ければ楽しいから。二年ぶりに【独習式】実践魔法の基礎と応用を更新して、うわー書けねーってなったもので(笑)。

 とりあえずリハビリとして、現主人公パートを全部書き直しています。いや、好きなフレーズとかは流用するんですけどね、今見るとこの部分はもう少し突き詰めておきたいなあとか逆にくどいなあとかってところが多いので。そのために60万字を一度全部読み直しました(笑)。

 数年がかりの計画になるのがほぼ決まってるので、気長にお付き合いください。

 @atsumitukidate




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コメント全8件
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月立淳水
2019年04月08日 23:23
パン×クロックスさん
なにげに、プリキュアとかその手の子供向けアニメとかって、ストーリーの仕立て方の王道を学ぶのにいいものだと最近気が付きました。テンプレ? 何が悪いの?(コラ)
月立淳水
2019年04月08日 23:23
玉藻稲荷&土鍋ご飯さん
最近、ウルトラマンもちょっと見たのですが、あれ、こんな重い話ばっかでいいんだっけ? みたいなとこありますよね。いや、一話一話にテーマがあって考えさせられるテーマがあるのはいいんだけど、最近の特撮シリーズって、なんかシリーズ全体を貫くテーマ的なのが無いとダメみたいな風潮? 一話だけ見ても面白くない、みたいな。その点スタプリは頭空っぽにして見られます(笑

文字数はねえ……ちょっと前は「うっかり30万字書いちゃった」ってくらいかけてたんですけど、私も最近は数万字で息切れします。歳ですねえ……
月立淳水
2019年04月08日 23:23
たまりさん
おう同志よ! ミルキーちゃんいいよねー。私も嫁もミルキーちゃん劇推しですルン☆
子供たちは紫とか黄色とかの渋いところを攻めます。ピンク? なにそれ?
でも全体的にキャラいいですよね。ピンクは分かりやすく主人公だしミルキーちゃんは分かりやすく空から落ちてくるお姫様だし、黄色は分かりやすく破壊力過剰ねーちゃんだし紫は分かりやすく清楚和風令嬢だし。こういうの待ってた。
(キャラ崩壊中)
月立淳水
2019年04月08日 23:23
雅さん
右京さん? なんのこっちゃ? と思って検索してみたら、話題の最終回ってのがあったんですね。いやー、今の私なら、カレンダーのシールのシリーズ名と放送年の違和感に気付く自身ありますわー(笑)
つけペン憧れましたね。後万年筆の18K筆先とか、王道の捉え方が勉強になります。
考察すごひ!
なんか、すごく分かります。ライダーの方とかも、周りの大人が面白いって言ってるのが、大体「大人向け」過ぎて、子供が理解出来なかったり、おもちゃを欲しがってない→おもちゃが売れないから、翌年も大人向けにする
の繰り返しで、なんだかある意味目的がぶれてるのが多いなーと感じていたので。

60万文字に百万!
もはや、遠き数字です(一年で十万も書いていません)。何故か書けばかくほどに短くなっていきます。
2019年04月08日 00:16
杉下右京さんもプリキヤ詳しいですね。
たまり
2019年04月07日 23:50
月立淳水さまこんばんは!
プリキュアをここまで的確に分析し、正当に評価してくださった活動報告があったでしょうか!? 
あぁっ……なんとも心地いw すばらしいです。賛同します。
ちなみに今期のスタートゥインクル★は実によいとおもいます。 
(ミルキーちゃん推しルン!)