2013年06月19日 (水) 21:59
ども、マーベリックです。
突然ですが、皆様は洋画を見る際に皆様は字幕と吹き替えどちらで見ますか?
僕は両方で見ます。役者さん本来の演技に敬意を表し字幕、そして個人的な楽しみとして日本語吹き替えで。
つい最近、同級生と洋画の話をしていたら「日本語はダサい」「口の動きがあっていない」とか言われました。彼はグローバル意識の高い学生ですが、悪く言えば海外カブレ。日本の良さを知らずに海外の良さを見出すことを必要とする国際人を気取るとは片腹痛い。
そして、こう思っている彼らのような人に言いたいことがあります。
吹き替え舐めるな、と。
吹き替えは演技が重要視される声優、大塚明夫氏や小山力也氏、そして故富山敬氏を始めとする名優たちを起用することが多く、登場人物の人間性を反映した演技は個性豊かで素晴らしいものがあります。
そして一番重要なのは「台本作り」です!!言葉にすると一文に含まれる音と口を動かす回数が圧倒的に多い英語のセリフを日本語に変換し、口の動きを合わす。これは本当に難しい作業で、行うのには相当な英語力と日本語力が必要なのです。
こんな実験がありました。イタリアの映画を英語吹き替えと日本語吹き替えで見させて観想を聞いたところ。「やはり英語でないと」とか「日本語の演技は変」だのと言ったとのこと。
この結果って……単なる「英語>日本語」みたいな先入観では?
大抵の人は字幕を追って演技なんて解らないし、吹き替えになれば画面全体が見れるので口のズレが見れるのではないかと思います。
日本語吹き替えを見ろよ、批判する奴!!英語>日本語なんて先入観捨てて!!
でも戦争映画は英語に限るマーベリックでした。
ども、南様のご指摘は正しいですね。英語で見れば多少演技がヘタでもバレないけど、母語だとヘタさが露呈する……そういう理由で字幕を観るのは至極まっとうなのですが、吹き替えを観ずに一方的な先入観だけで判断するのはどうかと思います。
そして、ラオウ役の内海賢次氏の事は本当に残念でなりません。彼は吹き替え業界ではあまり主役をなさらない方ですが、なくてはならない縁の下の力持ちな方でした。彼の力強い演技は本当に素晴らしく、集客目当てのアイドルや芸能人の100倍の価値があります。
あと集客目当てのアイドルとかは本当に止めて欲しいです。あれは吹き替えという高等な作業やそれを行うのに尽くした台本さんの努力を無に返しかねません。消えゆく巨星とのさばる集客目的による冒涜…これじゃ衰退しますね。
80年代の作品はそういう集客目当ての配役が無く、今は亡き名優達の演技が楽しめて素晴らしいですが、何よりも作品自体が夢とパワーに溢れてて面白かったですね~
昔は良かった