間章の更新を開始しました
2017年01月08日 (日) 00:27
 第二章を開始する前に、新しい生活を始めるジュートとか、後で出てくる人たちとの出会いとかを補完するために、間章として三話分を更新します。

 今晩から連続で毎夜0時頃の更新予定です。どうぞご一読ください。
コメント全2件
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荒川ハギ
2017年01月08日 22:10
>中村尚裕 様

早速ご感想を頂き、有り難う御座います。

このような表現は、秋山瑞人氏の、間接的に状況を羅列することで空気を現す表現に着想を得ています(と言っても、まだまだ本家本元には遠く及んでいませんが……)。
参考元の表現は執拗なまでに、かつ叙事的に叙情するという離れ業をやってのけていますので、もしお読みで無ければ是非ご一読ください。どの本もハズレ無しです。
ただし、あまりにも強烈すぎて表現技法の迷宮に迷い込むこともありますが……。

今回で、どこか場に馴染めず突っ込みばかりが元気なジュートは終わりになります。
2章からは少し世慣れして少し逞しくなりますので、エミィ以外の人も巻き込んだ、また違った掛け合いを出して行ければと。

また、少しずつですが中村さんの「その絶望に引き鉄を」も読み進めさせて頂いています。
読み終わりましたら是非感想を書かせてください。

それでは、また。
中村尚裕
2017年01月08日 11:19
 カワハギ。様

 更新お疲れ様です。中村尚裕です。

 間章第1話、拝読しました。

 まず一言――盛大に噴きました。

 何このレヴェル高い掛け合い漫才!

 のほほんとし過ぎて、とはまた言い得て妙。
 しかし生活感と街の存在感をこれでもかと匂わせてくる手腕はさすがの一言。
 何より街の活気を「活気がある」という言葉を使わずに表すところが心憎い。この辺り、世界の奥行きを“描写の積み重ねで感じさせる”というのはかなりの腕前を要するものと思っていますのでより好評価。

 ジュート(ユート)君、ツッコミ役の才能が盛大に花開いております(笑)。
 でもツッコミ役って頭の回転が良くないと務まらないんですよね。この辺、雰囲気作りとジュート君の秘めた知性の匂わせ方がお見事です。

 これからも『蟲狩りのアンダイナス』を楽しみにしております。

 お互い頑張って参りましょう。

 それではまた。