題名の付け方、特に副題と称される小節単位のタイトルに纏わる悩み
2017年01月09日 (月) 22:29
 色々と小説のネタを書いてはテキストデータとしてハードディスクの肥やしにすることで定評のある私ですが、そうなる理由の最たる物がサブタイトルのセンスが無いことです。
 今までに小説を書いて公表した経験がほとんど無いので、主観によるものなのですが、これぞというタイトルが殆ど浮かばずやっつけ仕事で命名してます。ご覧の通り酷い物です。今のところ納得がいっているのは、008.「無能返上」と本日投稿予定の013.「孤独にならない歩き方」くらい。
 章タイトルに至っては看板と言ってもいいのに全くさっぱりです。迷走しまくってます(今日も日本語表記から英語表記にこざかしく変更してます)。

 皆様、どうやってタイトルとか付けてるんですかね。。。このままだと禿げそうです。
コメント全2件
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荒川ハギ
2017年01月10日 23:45
>中村尚裕 様

お疲れ様です。示唆に富んだコメントありがとうございます。

縛り、そうなんですよね。私もその手の「法則性がわかると面白いネーミング」は結構好きではあります。
ただ、ネーミングの際に「このシリーズいいんじゃない?」と思った物が、並べてみると字面がイマイチだったり(煙草の銘柄シリーズとかこれでした)、いいものが見付かっても実はもう使われていたり(魔法騎士レイアースの車シリーズとか有名ですよね。。。)

また、BASTARD!で洋楽バンド名を魔法の名前に使ったら元の名前のバンドから訴えられたって言う話もありましたね。。。あれは作者がメタル系好きだからリスペクトのつもりで付けていたと言う話でしたが。

ただ、そういった「ハマる、かつかっこいいネーミングのモチーフ」や「タイトルのモチーフ」を探し当てるのも、これも偏に作者のセンスだなぁと。
個人的には最強にかっこいい各話タイトルといえば、一番に思い浮かぶのは攻殻機動隊S.A.Cシリーズなんですけどね。。。あのセンスの源泉は一体何なのでしょうね、ほんと。
中村尚裕
2017年01月10日 00:53
 カワハギ。様

 更新お疲れ様です。中村尚裕です。

 タイトル、特に副題でお悩みとのこと。
 これは納得の出来とおっしゃる『無能返上』と『孤独にならない歩き方』からの連想になりますが。

 思いっ切り気取ってみてはいかがでしょう。

 例えば副題に“縛り”を設けてみるのです。
 例えば『アルスラーン戦記』(田中芳樹先生)では各巻の副題に『漢字四文字』という“縛り”があります。『征馬孤影』なんか今でも名タイトルだと思っています。
 例えば『装甲騎兵ボトムズ』(高橋良輔監督)であれば『二字熟語』という“縛り”があります。一部例外はありますが。
 例えば同じく高橋良輔監督の『ガサラキ』に至っては副題は『狂歌』という洒落っぷり。
 例えば『アップルシード』(士郎正宗先生)では各巻の副題は『プロメテウスの○○』でした。
 20世紀末の某アニメ(タイトルを失念しました(汗))では『○○と△△と』という“縛り”を設け、なおかつ第1話の『○○』と最終話の『△△』を重ねて物語の回帰を示すという気障っぷりを見せてくれています。
 そう言えば田中芳樹先生の『銀河英雄伝説』も、巻ごとの副題は『二字熟語+篇』であったように記憶しています。

 ここで挙げてみたのはいずれも漢字に関わる“縛り”ですが、何もそれだけが“縛り”でないのはお察しの通り。

 こんな具合に“縛り”を設けてみたならば、追い込まれたセンスが残された選択肢を必死で漁ることになります。結果、腕が磨かれるという目論見です。

 カワハギ。様の場合は科学知識が豊富でいらっしゃるので、例えば『(科学史上の有名人)の(科学史上の発見)』であるとかはカッコよく決まるような気もします。
 語呂で決めるのもアリですね。これは章題あたりのことになりますが、『母音を奇数にする』というのは一つの工夫であるようです。
 あとはよく知られたことわざや慣用句をもじってみたりであるとか。色々と“縛り”は考えられます。
 例えば『無能返上』はある意味『汚名返上』のもじりと考えることもできますね。

 そんなこんなで“縛り”を考えてみるというのはいかがでしょう。これだけでも頭の体操にはなるものかと愚行します次第。

 お互い頑張って参りましょう。

 それではまた。