2010年11月27日 (土) 00:09
女神同志・羽 衣石さんから不幸の~では無く(汗)凄く濃いバトンを頂きました。
1:小説を書く際、資料などは使いますか? 何を使いますか?
(例:wikipedia、書籍名、etc)
答:wikipediaは便利ですよね。しかし、映像見たり小説読むのも大事かと。
「女神の恋」は基本「ああっ女神さまっ」の二次小説なのですが、色んなモンが混じってます(笑)
「装甲騎兵ボトムズ」のDVD全巻と小説版を鑑賞、漫画喫茶で「北斗の拳」も読破、「Zガンダム」の小説も同じく、好きな作品は読んでみると楽しいです。作風が違い過ぎて「カオスな寄せ鍋」になってますけど(^^;
2:プロットやフローなどは用意しますか? 用意するとしたら、どのように立てていますか?(例:メモ書き、StorYBook、etc)
答:わざわざ用意はしません。頭の中に浮かんだ妄想を文章変換してます。
3:小説を、どこかに投稿したことはありますか?
答:「女神の恋」が初作品です。
4:あなたの小説(文章)が一番影響を受けている作家さんを一人挙げるとしたら、どなただと思いますか?
答:大藪春彦と池波正太郎の両大御所です。
「ああっ女神さまっ」と対極の世界ですけど面白いんですよ。「甦る金狼」とか「鬼平犯科帳」って(^^)
「鬼平」に登場する悪役が、最初は「狐火の権造」とか渋いんですけど、十数巻越えると池波先生も面倒臭くなったのか「尻毛の~」なんて適当な奴が登場(大笑)これマジです。
5:あなたの書いた小説に今まで登場した中で、一番好きな情景描写の言い回しを一つ、見せてください。(ネタバレしそうな部分は伏字などで構いません)
答:「女神の恋 第4話 真実」から、姉妹愛を描いた場面です。
スクルドが後を追い傍らに座った。姉の左膝に手を置き顔を見上げる。
「ねえ、本当にこれで良かったの?1級神になれたのよ」
ウルドがスクルドに向き直った。
「ごめんねスクルド」
「え…」
姉は妹を真顔で見詰める。
「心配かけて…ごめんなさい…」
「あ…」
言葉の裏に有る姉の真意を悟りスクルドは涙がこみ上げてきた。慌てて横を向き憤った振りをする。
「し、心配なんてしてないわよ!免許取り消しになっても知らないから!」
薄く笑ったウルドが左手でスクルドを抱き寄せる。妹は逆らわず姉に身を預けた。
「私はこうして月でも眺めて美味しいお酒を飲んでるのが幸せなのよ!」
ウルドが盃をあおる。スクルドは姉の身体に手を廻し抱きしめた。
月明かりに照らされたウルドの銀髪は紫色の燐光を放ち、哀愁を秘めた横顔は魅惑的な微笑みを浮かべている。
姉に抱かれているスクルドの黒髪は玉虫色に輝き、瞳を閉じた顔は人形の様に可憐だ。
朧に見える庭を背景にして姉妹が寄り添っている。二人の姿は幻想的なまで美しかった。
6:あなたの書いた小説に今まで登場した中で、一番好きな心理描写の言い回しを一つ、見せてください。(ネタバレしそうな部分は伏字などで構いません)
答:「女神の恋 第4話 真実」より、螢一とベルダンディーの愛を。
「ベルダンディー俺は信じてるよ」
「螢一さん?」
突然言われ驚くベルダンディー。螢一は彼女の瞳を見ながら続ける。
「何時か必ず、ウルドが1級神に昇級して凄いお助け女神さまに成ってくれる事を!」
ベルダンディーは螢一の傍らに寄り添い両手を膝の上で組み合わせた。彼を見る瞳は輝いている。
「だってウルドは君のお姉さんなんだから!!」
螢一が力強く断言した。
「はいっ!!!」
零れんばかりの笑顔でベルダンディーが答えた。螢一の肩に頭を乗せ身を寄せる。
花の香りが漂い彼女の身体が温かい。螢一は思わず赤面しながらも右手でベルダンディーを抱き、左手で彼女の手を握った。
螢一の身体から暖かい波動がベルダンディーに伝わってくる。
(なんて真っ直ぐで純粋な思い…彼が信じてくれるなら…姉さんの心も癒される日が来るかも知れない…ありがとうございます…螢一さん……)
ベルダンディーは目を閉じ螢一の心に身を任せる。彼の手をしっかりと握り返した。
7:あなたの書いた小説に今まで登場した中で、好きな台詞を三つ、見せてください。(ネタバレしそうな部分は伏字などで構いません)
答:
「…着替えろ…不適切だ…」
(第4話 キリコ)彼は色気に負けない硬派な男なのです。
「二回もあんな事件が起こったのよ…三回目が無いとどうして言えるの?…2級神の時でもあれだけの被害を出したのよ…1級神に成って強大な力を持った私が暴走したら誰が止めてくれるの?…今度こそ本当に魔神になって…全てを破壊して……あの娘達を失ってしまうかもしれない……だから私は…私は……」
言葉に詰まり背中を向ける、そして搾り出すように声を発した。
「……1級神に成っては…いけない……」
(第4話 ウルド)この場面はテレビで「恐怖の大王編」と「神魔分裂」見た時、頭に浮かびました。あれほど妹思いのウルドが平気でいるのか?と疑問で。
「ウルドさん…わたくしは信じてます…貴女の心の傷が癒える日が必ず来ることを…」
(第4話 ペイオース)彼女なら祈ってくれるでしょう。
ウルドの悲哀を書いた第4話は思い入れが深く、文字数も一番多いです。
8:あなたがこれから小説に書こうとしている台詞で、「今後の見所!」になりそうな意味深台詞を三つ、ここでコソッと教えてはいただけませんか?
答:
「俺は死なない…奴をこの手で殺すまで…」
「兄上は私のことなんか……」
「何故俺が天上界に召されたのか…今こそ理由が判った…!」
もう全然「女神さまっ」らしくない台詞ですねえ(^^;
9:小説を書く時に、音楽は聞きますか? 聞くとしたら、どんな音楽を聞きますか?
答:不思議な事に音楽聞くよりラジオ聞きながらの方が筆が走ります。
10:日々の生活で、「あのキャラならここはこうするだろう」「あのキャラならこれを選ぶだろう」といった妄想が展開されることはありますか?
答:妄想はしょっちゅうしてます。気がつけばブツブツ台詞言ってたり(危険人物だわ)
11:これから小説を書き始めようとしている方に、何かアドバイスがあればどうぞ。
答:無理して書かずに、自分の好きなモノを書き散らすのが楽しいと思います。
12:ありがとうございました。 もし良かったら五人くらいにパスしてはいただけませんでしょうか
答:5人なんて……シャイな私には無理ですわ(〃.〃)
ここは私を二次小説世界に誘惑した天龍騎さんにお願いします m(_ _)m
>クセのある悪役達のキャラクターは時代小説の影響でしたのでしょうか?
実はジャギみたいな極悪キャラお気に入りでして……
悪行の限りを尽くし、最後は派手~にヤラれて死んで貰うと(^^;
大藪春彦と池波正太郎、両巨匠の小説は読了後カタルシスを感じます。
私は、コテコテの勧善懲悪&浪花節が大好物なのですわ(〃.〃)
濃いバトンありがとうございました。
たまにはこうゆうのも楽しいモンですね~(^^)