2016年03月09日 (水) 02:17
もうすぐ3/11になる。
東日本大震災が起きてから、
「震災募金」を毎年行ってきた。
当初、震災直後の1ヶ月ほどして、
自分達が出来るのは、
歳末助け合い運動のような募金活動ぐらいだと、
当時の中学生が自主的に街頭募金の手続きをして、
駅前でやろうとしたのだけど、
一番人の往来がある東口は、
商店街の方達が既に募金活動をしていらしたので、
私たちは、西口で呼びかけたのだった。
それから、翌年の3月に、
商店街の方からの依頼で、
毎年合同の募金活動を行ってきた。
私たちの場合は、
未成年者が多いので、
1時間だけの街頭募金なのだが、
商店街の皆様は、
そのまま次の1時間、
街頭募金をされていた。
小学生や幼稚園児の未成年者が、
募金箱をもって、
中高生と一緒に、
呼びかける。
子ども連れの子どもさんが、
先を急ぐ親に声をかけて、
募金を促したり、
祖父母世代の方が、
足を止めて、
募金に応じてくださる。
中には白杖を持つ方が、
子どもの募金を呼びかける声に、
ボランティアガイドさんに何事かと聞いて、
小銭を募金されたり、
ボランティアなどに無縁そうな強面の不良っぽい方が、
募金してくれる一方、
多くのブランドをまとうお金持ちそうな人たちには、
何も聞こえないように足早に通りすぎていく!!
今年は募金してくださる方の人数が減っていた。
商店街では、まだまだ復興が遅れる被災地の幼稚園・保育園や小学校などに、
椅子や絵本などの寄付をしてきたと言う。
もうすぐ5年目……。
今日は真面目に暮らしていらっしゃる被災者の一人と、
ランチしながら、
美味しいランチを食べる事ができて、
幸せな時間を過ごした。
彼女は、空き家になっていた海の近くのご実家の近所で、
津波にのまれた若い人の話を
ぽつりと触れて、
多くを語らなかったのは、
胸がいたんだ。