2025年07月19日 (土) 18:46
最後の選挙戦もほぼ終わりであとは投票を待つだけとなりました。投票先はお決まりになったでしょうか?
与党も野党も「表現規制」に舵を切っていて、特に野党は表現の自由を守るスタンスをとってる議員の擁立を認めなかった。という強行に出ましたが、
正直表現の自由を弾圧したくなる理由は分かるんですよね。
なぜなら、施政者にとっては国民には「余計な事を考えない従順な馬車馬」でいてくれた方が都合がいいからです。
これは文明が興ったおよそ4000年前からずっと変わらないものです。
それを実現するために中国では「BL描いたら懲役10年」ですし、アメリカでも「トランプ支持者が悪党にボコボコにされても助けないヒーロー」を描かなきゃ筋が通らんぞ! っていう事態になってます。
国民が自分たちの言う事を聞かずに、マンガやアニメやゲームのキャラの言う事はスポンジみたいに吸収するのは、正直見ていて気分のいいものではないはずです。
親なら「我が子が親である自分達の言う事をこれっぽちも聞かないくせに、マンガやアニメやゲームのキャラのセリフだけは一字一句逃さず覚えている」っていうのに「とてつもない」ストレスを感じるはずです。
だから「エロに始まり言論統制に終わる」表現規制をしたいし、新サイバー犯罪条約ってのが生まれたのもそういう背景があるんですよ。
特に海外からしたら「国民が遠い異国である日本のマンガやアニメに夢中」ってのは正直、腹立たしいなんてもんじゃ済まない程の怒りをため込んでるはずです。
日本の施政者ですら「表現の自由を規制したい」って思ってるんですから、ましてや海外の施政者からすると「文化侵略」と言ってもいい程の悪影響だと思います。
これは今に始まったわけじゃないんですよ。江戸時代だって当時版画が最新鋭の印刷技術で、それで幕府を非難されたらたまったもんじゃない。と規制をかけてたんですよね。
国内でも「大空翼に憧れてサッカー選手になった」「ヒカルの碁を読んで囲碁棋士になった」っていう人がいるくらいですから、
それだけの威力を持つ娯楽が薬物ぐらいしかやる事の無い海外ではどれだけ凄まじい事になるか。
噂じゃマフィアが「マンガのせいでオレたちの麻薬が売れない」って本気で商売敵にしているそうです。
それだけのパワーを持った日本の娯楽が、政権非難を始めたらどれだけ恐ろしい事になるか。施政者は熟知しているんですよ。
だから潰せるのなら潰したいわけでして。
マンガ産業は巨大な市場だから潰せるわけがない。って言いますけど、施政者からしたら増税すればその程度の損失は楽勝で穴埋めできます。
それに加えて「表現規制は票になる」んですよ。オタクやってると分かんないけど「旦那の鉄道模型を勝手に処分する妻」の行動が、一般人からしたら「普通の事」なんですよ。
そういう人からしたらアニメやマンガやゲームは「気持ち悪い」物。でも同じアニメでもアンパンマンやドラえもんなんかは気持ち悪くない。
っていう「ダブルスタンダード」で悪意無くぶん殴ってくるので、規制されても「気持ち悪いマンガやアニメは自分には関係の無い話」だからノーダメージなんですよ。
そんなオタクからしたら「狂人」に見える人が「普通」それも「かなりの数」占めてるんですよ。
それこそ「家と仕事場を往復するだけで、余った時間はテレビのバラエティ番組を見てだらだらと過ごす」人って想像以上に多いです。
そういう人にとって表現規制は「気持ち悪いものが消える良い事」なんですよ。
かつて手塚治虫先生のマンガを校庭で焼却処分したり、ドリフターズの番組に抗議を入れた連中は「気持ち悪いものが消えるのは当然の事だ」と思ってるんですよ。
そう思ってると「自分が消されるべき気持ち悪いもの」と認識されたら抵抗する機会さえ与えられずに消えるしかなくなるんですが、
「自分がそんな気持ち悪い存在になるわけがない! 名誉棄損で訴えてやる!」とさえ思ってるでしょうが、そんな事ないよ。
それこそ昔は「巨乳はふしだらな悪」って言われていた時期があったくらいですから、人間の価値観が変わるときはあっという間です。
Xやってます。日常生活で思ったことをつぶやいています。
https://x.com/agatuma_yui
作品一覧はこちらから。
https://kakuyomu.jp/users/agatuma-yui
よろしければフォローをお願いします。