暇なのでわたしもいま話題の石丸伸二氏についていっちょかみしてみよう。

　地方在住の方には申し訳ないが東京都知事選の話である。ていうかじぶんも埼玉県民なので関係ないのだが。


　ある意味しゃべりが面白いのでゲスなマスコミがコメンテーターをけしかけまくり、すっかり悪目立ちしてますが、冷静な一部ではアスペと診断されているようで。
　ASD、アスペルガー、自閉症などいろいろ呼び方はあるが、ぱっと見まず間違いないところ。会話が構文化しててその目的が他人の揚げ足を取ることに終始しているのはひろゆきに似ている。たぶんいくら放言して間違ってても良心の呵責は覚えない、羞恥心が欠如しているからだ。

　こういう人物を国政に立たせてはダメだ、という意見も妥当です。

　尊大型自閉症が唯一国政に立つとしたらそれは「暴君」としてである。劣化版ラインハルト……と言うよりストレートにブラウンシュバイク公タイプか。
　すでにドナルド・トランプとの類似性も指摘されてます。
　ていうかなんでトランプがアメリカで支持されるのか、そのシステマチックな面を今回の選挙で理解できたと思う。
　要するに「炎上」と同じで、内容にかかわらずバズったもん勝ちということやね。若い人ほどそういうウケがしやすいと。
　

　暴君タイプは場合によっては有用である。大企業のCEOなんかやれば案外うまく行くだろう。
　「企業」ではなく「大企業」なのは、物わかりが悪くて癇癪持ちの暴君に怯え成果を出す有能な人物がいる確率が高いからである。ナチスドイツとかiPodやiPhoneを生み出したときのアップルみたいなケースね。

　それこそ国難の時期にでもトップに立てばある程度成果は出すかもしれない。けど東京都の長なんて中途半端な役職じゃ良くも悪くも成果は出せまい。本人も国政への踏み台としか思ってないようだし。

　そんな奴でもある程度支持基盤が作れちゃうのが現代の怖いところ。しかもアレは高学歴で生真面目な、要するに根に持つタイプ。イジられた怨念とともに次の選挙で大躍進する可能性はつねにある。
　誰かを切り捨てる痛みを伴う改革も平気で断行するだろう。
　面白がって当選させちゃったらえらい目に遭うで。