2025年04月16日 (水) 23:53
かれこれ半分近いのだがいまだ話の展開中(起と承のあいだくらい)なのでそれほど言うことないんだけど、とりあえずつづきが気になる程度に面白かった。
欲を言えばビーメラ星のような「一話完結」エピソードを挿入できないのが不満。話作り込みすぎる福井センセらしい余裕の無さだけど、まあ「2」以降のオリジナル版もそうでした。ただし今度こそ「3」をちゃんとやりたいなら3クールくらいに増やして単発エピソード入れないと、とは思う。
第一部からやけに若い女性客が増えたので薄々感づいてたけど、ヤマトも男性声優推し路線を選択したらしい……というわけで今回はいよいよBLくさかったっすね。
まあそれ抜きに現代のアニメビジネスは成り立たぬ……。
古参は我慢するしかないのだ。
2199の水着回もメイドもダークエルフも乗り切れたじゃないか。
神崎さん(誰だか分かんないだろうけどCV林原の人)が生きてた(?)ということで、デザリアムってやっぱ人工知能というか人類のデジタルコピーなのかなって感じですね。
なんとなくスタートレックのヴィジャー的結末の悪寒。
SF警察的に気になったところは学校の20世紀ぷり。
いくら人類滅亡寸前から復興中とは言え建物も水飲み場も教室もまんま過ぎじゃないかい?
教科書はタブレット化してるけどそれでもまだ21世紀レベルだし。
設定に凝って余計な説明加えるよりシンボリックな分かり易さを選んだのか、あるいはイマドキなラノベ的ノスタルジーを無自覚にやってしまってるのか、たんに時間がないのか分からんけど、23世紀の学校はこうなってますって説得力ある絵作りするのがSFじゃないかい?
宇宙世紀になってもスマホ使ってるアレといい勝負ではあるが。
些末事なんだけど、コレは「SFにリアリティを求めるとクルマが飛ばなくなる」という、ほぼ日本産SFアニメ特有の未来感覚に通じる気がする。
1年戦争時のクルマってなんでもホバーに変形したのに、いつのまにかその設定消えたでしょ。
ヤマトからエアカーが消えた(2202だけ例外)のもおなじ。あまつさえ土門のパパなんか交通事故で亡くなってる。23世紀に「交通事故」だと!?
つまりスマホは未来的にリアルだけど空飛ぶクルマは荒唐無稽だよね~って暗に認めてる。
じっさい大阪万博が始まっても確かな未来像とは確信しきれないが、創作のそれは「細かい想像できなくてメンド臭いから切り捨てちゃお」ってとこかな。
スピナーはいくら飛んでも違和感感じないのになぜなのか?
でしょー?エアカーが透明チューブの中飛んでるのがふつうだよねえ?おかげでヤマト2199以降はインフラがそこまで進まないんだとか、きっと20世紀回帰ブームなんだとか、余計なことに気が逸れるんですよ。
福井センセはCGキャプテンハーロック(機械化人が存在する西暦30世紀が舞台)に半身不随で車椅子と植物状態の人出してるSFセンス3/100しか無いひとだからそりゃ23世紀に交通事故描いちゃうだろうけどちっとスタートレックとドラえもん100回観て反省してほしいね!
今回のは【ヤマトよ永遠に】が原作なのでたぶんそれですがヤマトの敵はガミラスとボラーを除き全滅エンドです。つまり旧作はおよそ4年で3つの異星人を絶滅させたので、そりゃいくらなんでもヒドすぎだぜよってことで、2199以降はマイルド化してます。旧作はいまならアマプラで観られるでしょうが、アマプラ開いたらジークアクス観ちゃうよね~(笑)