2015年05月31日 (日) 14:00
後、少しあるのですが、小説中に書ききれなかったり、描写すると不自然になりそうなので敢えて省略したりした部分があるので、こちらで補足します。
この世界で奉天会戦に双方が投入した兵力は、こちらの世界とそんなには変わりません。史実の後備旅団2個が、海兵師団に変わり、第2軍ではなく第3軍に配属されたくらいです。28サンチ砲は全て旅順から奉天へ運んでいますが。
その代り、日本軍の兵の質は大幅に向上しています。脚気は撲滅されていますし、旅順戦でも史実よりは少ない損害で済ませています。それなら、もう少し日本軍の兵力を増やせるだろう、と言われそうですが、脚気対策のために麦飯や副食の導入を行ったために糧食面の補給がこちらの史実よりも大変なことになっています。もちろん、ばん馬の質が向上等もしているので、それなりには相殺されていますが。それに余り動員すると、国内生産に影響を与えます(海兵隊の機関銃の一部は、それによって増産されたものです。後は世界各地から輸入されています。)。
また、小説中では描写できませんでしたが、日本軍は露軍も機関銃を日本軍並みに装備していると誤解したことから史実よりも迂回戦術に徹しています。
そんなこんなが絡み合って、小説上の描写になりました。説明不足ですみません。